【鬼滅の刃】どうも、鬼殺隊で縫製係やってます。

拾話 ページ11

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「あっ……」

『か、竈門くん！？』







後藤さんと私の焦り声も彼には届かない


竈門くんは後藤さんの元を飛び出して







「俺の妹を傷つける奴は柱だろうが何だろうが許さない！！」

「ハハハハ！！そうかいよかったなァ」

「やめろ！！もうすぐお館様がいらっしゃるぞ」







冨岡様がそう言ったと同時にゴンッという


かなり痛々しい音がした


その音は


竈門くんが不死川様に強烈な一撃を入れた音だった





不死川様の気が緩んだ一瞬の隙だったとしても


柱に一撃を入れたのだ


竈門くんはこれから伸びるべき逸材なのかもしれない







「ブフッ」






……







「すみません……」







蜜璃さん……


そして竈門くんは禰豆子ちゃんの入った箱の前に座り







「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら、柱なんてやめてしまえ！！」







勇気のある言葉を述べた







「てめェェ……ぶっ殺してやる！！」







た、大変なことになってきたぞ……


あぁ、あれほど始まらないで欲しかった裁判が


これほどにも始まって欲しいと考えてしまう


お館様ぁ、早く来てくださいぃ……







「お館様のお成りです」

「よく来たね。私の可愛い剣士(こども)たち」








御館様ぁ！！







「お、俺らはこっちだ」

『は、はい！』







私と後藤さんは少し離れた場所で跪く


柱の皆さんより後ろにいないとね……







「お早う皆、今日はとてもいい天気だね。空は青いのかな？」







晴天でございます。







「顔ぶれが変わらずに半年に一度の"柱合会議"を迎えられたこと、嬉しく思うよ」

「お館様におかれましても御創建で何よりです。益々の御多幸を切にお祈り申し上げます」

「ありがとう実弥」








不死川様の口調が変わると何だか変な感じですね


あっ、悪い意味でじゃないですよ？









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