その35 ページ36
鯰尾は審神者のところにズカズカと早歩きで近づいて膝をついて、審神者の手を握る。
鯰尾「俺も!俺も、修行に行きたい!!」
骨喰「兄弟……」
鯰尾「主さん、俺も……兄弟も。薬研達も充分強くなったでしょ?皆……自分を見つめ返したいんだ。」
薬研「……鯰尾兄、俺たちのことに気付いて」
実を言うと、粟田口の殆どがカンストしていて、いつでも修行に出れる状態であった。
A『ずお…ばみ……』
審神者が悩んだような声であだ名を呼ぶと、一期が席を立ち、審神者の前で土下座をする。
一期「申し訳ありません!主殿!!」
粟田口「「一期兄!!??」」
一期「粟田口の長男でありながら、弟達の事をわかっておりませんでした!……私からもお願いします。どうか………弟達に修行の許可を!!」
一期を始め、粟田口の刀達も土下座をした。それを見ていた刀剣達も目が離せなかった。
日本「どーするよ、主殿?」
酒を飲んでいた日本号が話しかける。意外な人物(?)が口を開いたことにも驚く。
A『……日本号…』
日本「いつかは、決断しなきゃならねーことが男にはあるもんだ。それを遮ることは、男としての決意を邪魔するようなもんだ。」
長谷「日本号!!」
長谷部が日本号に怒鳴りつける。審神者はまだ幼くて日本号の言っていることはよくわからないが、何となくでわかる。
A『……いいよ。骨喰、鯰尾……修行の許可を、出してあげる。』
骨喰「!………いいのか…」
鯰尾「………あ、あは…まじで!?やったー!!!」
鯰尾は骨喰の手を握りぐるぐる回り始める。これを聞いた燭台切はついでに、修行に行く前の祝杯も挙げることにした。
日本「はっはっは!酒は飲め飲め〜!!」
次郎「よく決断したね〜?主ぃ〜!」
気がつけば酔っ払いに囲まれていた審神者。酒の臭いは審神者はあまり好きではないが、日本号達は大好きである。
太郎「次郎……あまり主を困らせないようにしなさい。」
次郎「わかってるってばぁ〜♪♪」
日本「ほら、嬢ちゃん。干しいかだぜ〜♪♪」
蜻蛉「日本号!主殿にそれは早すぎる!!」
陸奥「にゃははっ!愉快、愉快!!」
小夜は審神者を見ては、凄い目で酔っ払い達を見ていた。
A『……おといれ…』
日本「ん?厠か?」
日本号は素直に審神者を解放し、審神者は厠へ向かう。小夜はすかさず、審神者の後を追いかける。
小夜「主!……」
A『小夜ちゃん……』
小夜「厠でしょ?……行こう」
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華音(プロフ) - おはようございます(^ν^)初めましてm(_ _)m刀剣乱舞大好きで1stシリーズから全て読ませて頂きました☆ヒロインが可愛くて癒されました♪ただ、全体的に所々てまはありますが誤字脱字が御座いましたので^^;御報告致しますね。次のお話も楽しみにしております(*^^*) (2020年10月1日 8時) (レス) id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 続きが楽しみです! (2020年3月12日 13時) (レス) id: b894c1a537 (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - うわぁ武田尾最低!Σ( ̄□ ̄;) (2019年12月27日 19時) (レス) id: 9f94443348 (このIDを非表示/違反報告)
咲音 - こんにちは、1シリーズから全部を読みました!幼女ちゃんがすっごく可愛くて、その作品が大好きです!いっぱい更新、頑張って書いて下さい!ずっと待って応援します!(*´▽`*) (2019年8月15日 8時) (レス) id: 0adfd28de5 (このIDを非表示/違反報告)
gaby(プロフ) - 編集下手くそマンさん» そうだったのですね…ごめんなさい、Twitterでもフォローされているようなので、もしかしたらと思って…。意見しておきながらなんですが必ずしも直される必要はないと思います…!大変失礼致しました。 (2019年6月18日 14時) (レス) id: d8a5fccbd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:編集下手くそマン | 作成日時:2019年2月22日 21時