その17 ページ18
春「私は貴方より上なのよ!だから、負けるはず……ないんだから!!」
見習いの春は涙を流し、感情を爆発させたと同時に彼女は………堕ちた。
こん「あわわっ!?こ、これは!!」
清光「何!?どうなってんの!?」
見習いからどす黒い霊力が溢れてくる。新選組達は後退りながらも刀を構える。それは、『刀』として、『神』としての本能故か、あるいは……。理由はどうであれ、新選組達、他の刀剣達も刀を構えた。
小夜「主、下がって…!」
A『………。』
小夜は審神者の前に立つ。審神者は見習いの黒い霊力に見に覚えがあった。それは、審神者だけでなく、青江もよく知っていた。
青江「あれは…、あの時の主の御両親の妖気に似ている…」
青江はあの日、あの夜に審神者の御両親が悪霊と化した妖気をはっきりと覚えてる。だが、それよりもかなり淀んでいることもはっきりと分かる。
こん「はわわっ!?いけません!!見習いが闇落ちしては、手がつけられません!!(汗」
安定「人間が闇落ちなんてことあるの!?」
こん「本来、『一般的な人間』ならば闇落ちには必ず『繫ぎ』となるものがなければ、闇落ちなんてしないのですが……(滝汗」
和泉「あれのどこが『一般的』なんだよ!!」
和泉守の言う通り、見習いは改造などの技術はあるが、霊力のほうは審神者と比べるまでもなく、限りなく低い。それは刀剣達が初めからわかっていることなのだが。
A『……私。』
堀川「え?」
A『闇落ちの「繫ぎ」は…私。』
こん「……はぐぅ…否定できません…(汗」
清光「嘘でしょ!?じゃあ、あいつは…」
蜂須「主への嫉妬が見習いを闇落ちへ導いたのか……」
審神者への憎しみ、羨みが溢れていき、結果的に嫉妬に身を投げて闇落ちしてしまったのだ。
そして、その『繫ぎ』は審神者である。
A『こうなったのは……私のせい、だから』
審神者は弓を構える。矢先は見習い。
A『………責任は、とる』
清光「主……」
薬研「大将…」
審神者は凛とした顔で見習いに矢を放つ。放った矢は審神者の、一人の幼女の清い霊力を身に纏いまっすぐ、見習いに飛んでいく。
バシュンッ!!
見習いから出てくる黒い妖気に矢が触れると何かが弾けるような音を出し、浄化した。見習いからは獣のような叫びが上がった。
春「ギェアァアァアァアァアァ!!???」
和泉「おー!凄ーじゃねーか、主!!」
和泉守が勝ちが決まったような声を上げる。それは他も同様に。
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華音(プロフ) - おはようございます(^ν^)初めましてm(_ _)m刀剣乱舞大好きで1stシリーズから全て読ませて頂きました☆ヒロインが可愛くて癒されました♪ただ、全体的に所々てまはありますが誤字脱字が御座いましたので^^;御報告致しますね。次のお話も楽しみにしております(*^^*) (2020年10月1日 8時) (レス) id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 続きが楽しみです! (2020年3月12日 13時) (レス) id: b894c1a537 (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - うわぁ武田尾最低!Σ( ̄□ ̄;) (2019年12月27日 19時) (レス) id: 9f94443348 (このIDを非表示/違反報告)
咲音 - こんにちは、1シリーズから全部を読みました!幼女ちゃんがすっごく可愛くて、その作品が大好きです!いっぱい更新、頑張って書いて下さい!ずっと待って応援します!(*´▽`*) (2019年8月15日 8時) (レス) id: 0adfd28de5 (このIDを非表示/違反報告)
gaby(プロフ) - 編集下手くそマンさん» そうだったのですね…ごめんなさい、Twitterでもフォローされているようなので、もしかしたらと思って…。意見しておきながらなんですが必ずしも直される必要はないと思います…!大変失礼致しました。 (2019年6月18日 14時) (レス) id: d8a5fccbd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:編集下手くそマン | 作成日時:2019年2月22日 21時