その38 ページ39
薬研、一期、骨喰と審神者は鍛刀部屋にいくとこんのすけが座って待っていた。
こ「お待ちしてました、主様。鍛刀の準備はできておりますぞ。」
A『ありがとう、こんちゃん。』
審神者は指定した資源を妖精に渡す。妖精はビシッと敬礼して作業に取りかかる。
こ「ふむふむ……主様。どうやら脇差のようですが、鯰尾藤四郎とは限りません。」
時間からして脇差であることはわかるが、こんのすけの言うとおり鯰尾とは限らない。
こ「もしかしたら、にっかり青江か堀川、浦島、物吉である可能もなくもないです。」
A『…………こんちゃん。』
こ「ふえ？………ハッ！(滝汗」
こんのすけがギギギッと後ろを振り向くと一期が刀を抜いてにこぉっと笑っていた。薬研は「こいつは大将にお見せできねえ顔だな！」と言って審神者の両目を塞ぐ。
一期「………今夜は狐鍋にしますか。(ｺﾞｺﾞｺﾞ」
こ「むわぁあぁ！？うどん、コートから鍋ですか！？こんのすけは皆様の食用ではありませんよ！！！」
一期「…………お覚悟！！」
こ「むわぁあぁぁあぁぁ！！！！」
一期がこんのすけをお覚悟して、ようやく鍛刀が終わる音がした。
チーン……←鍛刀終了の音
A『……できた。』
審神者が妖精から一振りの刀を受け取り、さっそく霊力を注ぐ。すると、桜が咲き、光の中から現れたのは。
鯰尾「鯰尾藤四郎です！記憶がないけど、何とかなりますって！！」
骨喰「きょ、兄弟！！」
一期「鯰尾！！」
薬研「鯰尾の兄貴！！」
骨喰たちは鯰尾に抱き付いた。ようやく会えた兄弟。審神者はその家族愛をみて、少し昔のことを思い出してしまった。今まで愛情を注いでくれなかった親「だった」人たち。今は陸奥守や小夜たちに愛情を注いでもらっているが、審神者はその「家族愛」とは何か違うような気がしてきた。
鯰尾「貴方が僕の新しい主さんですね？」
鯰尾が話しかけてきた。審神者は鯰尾に呼ばれて我に返ると鯰尾は審神者の手を握っていた。
鯰尾「僕を顕現してくれてありがとうございます。顕現してくれた代わりに主さんにお仕えしますよ！期待しててください！」
A『よろしくお願いします……』
鯰尾たちと粟田口の部屋に戻る。粟田口の短刀たちは鯰尾をみて、大騒ぎ。抱き付いたり、嬉しさのあまりに泣いてしまう者もいた。審神者はその様子を部屋の外で見ていた。
A『…………。』
こ「主様？……」
A「………私は…大丈夫」
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七夏(プロフ) - 私の初期刀と初期鍛刀がカッコいい (2021年1月16日 0時) (
レス) id: 716685a2fc (このIDを非表示/違反報告)
黒澤 - 失礼します9話の中で、いつのまにとありますが間と言う字が門構えに日ではなく門構えに月になってますよ (2018年11月20日 0時) (レス) id: fbcd9c1eff (このIDを非表示/違反報告)
匡(プロフ) - その35の「一期を審神者に」ではなく「一期に審神者を」の間違いではないでしょうか？ (2018年9月28日 12時) (レス) id: 883bce3052 (このIDを非表示/違反報告)
劇団ドレミ座(プロフ) - 失礼します。第9話にて誤字があるかと。「前歩多難」ではなく「前途多難」ではないでしょうか？ 更新頑張ってください！ (2018年9月28日 12時) (レス) id: 172237b647 (このIDを非表示/違反報告)
SnowWhite(プロフ) - 面白いです！これからもがんばってください！ (2018年9月28日 2時) (レス) id: a193451525 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編集下手くそマン | 作成日時：2018年9月23日 10時
