その22 ページ23
青江「ああ…溢れてしまうね。墨汁のことだよ？」
宗三「その言い方はやめて下さい。主の教育に悪いです。」
宗三が審神者にお習字を教えようと硯に墨汁を入れていた所、青江の先ほどのおかしな発言がされた。
A『宗三、溢れちゃう。』
宗三「貴方もです。主。」
宗三が墨汁を入れ終わると、筆に墨を滲ませていく。
青江「馴染んでいくね、筆のことだよ？」
宗三「………もう黙っててくれません？」
宗三は筆を審神者に渡して、お習字をさせる。
審神者は宗三が書いた字を見本に丁寧に書いていく。
宗三「そこ、書き順が違いますよ。」
宗三が審神者に見本を見せて書いてみせると審神者もそれを真似て筆を走らせる。
青江「手慣れているね、教育のことだよ？」
宗三「……まぁ、これも僕の仕事ですから。」
宗三のお習字が終わると次は青江の古典の勉強を始めた。
青江「このあ行からら行までの読み方を言えるようにするんだ。そうすれば、いい発生練習になるさ。」
青江は自作のあ行からら行までぎっしり書かれた紙を審神者に渡して、一言一言の発音を確認していった。
宗三「(ちゃんと教育できるじゃないですか。始めっからそうしていればいいものの、面倒くさい人ですね。)」
青江「ちー」
A『ちー……』
青江「んー」
A『んー……』
宗三「お待ちなさい。何を教えようとしてるんです。(怒」
宗三はすかさず青江の口元を塞いだ。先ほどの感心を返して欲しいと思っていた宗三。
青江「ひんふへぇんふぁいはよ。ひんふへぇんふぁい。(訳：青梗菜だよ。青梗菜。」
宗三「馬鹿なんですか？馬鹿なんですか、貴方は！？なんで「ち」から始まる野菜の名前を言わそうとするんですか。普通、あいうえおから始まるんですから「小豆」とか「苺」とかにしましょうよ！？まだ主は三歳児なんですよ？三歳児に変なことを教えたらただじゃ置きませんからね！！(怒」
宗三は青江の口から手を話す。
青江「わかってるさ、僕は純粋な刀剣だからね。」
宗三「どこがですか。いい加減にしないとへし折りますよ。(怒」
青江のおかしな発言問題により、色々ふりまわされた宗三だが、審神者は宗三、青江から色々学べて満足そうだった。そして、資源がある程度集まってきたため、一日二振りの刀剣を目標に鍛刀する事になった。出陣は陸奥守と小夜、源氏兄弟、時々左文字兄弟を加えてやりくりしていくことになったのだ。
宗三「先が思いやられます……」
青江「よろしく♪」
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七夏(プロフ) - 私の初期刀と初期鍛刀がカッコいい (2021年1月16日 0時) (
レス) id: 716685a2fc (このIDを非表示/違反報告)
黒澤 - 失礼します9話の中で、いつのまにとありますが間と言う字が門構えに日ではなく門構えに月になってますよ (2018年11月20日 0時) (レス) id: fbcd9c1eff (このIDを非表示/違反報告)
匡(プロフ) - その35の「一期を審神者に」ではなく「一期に審神者を」の間違いではないでしょうか？ (2018年9月28日 12時) (レス) id: 883bce3052 (このIDを非表示/違反報告)
劇団ドレミ座(プロフ) - 失礼します。第9話にて誤字があるかと。「前歩多難」ではなく「前途多難」ではないでしょうか？ 更新頑張ってください！ (2018年9月28日 12時) (レス) id: 172237b647 (このIDを非表示/違反報告)
SnowWhite(プロフ) - 面白いです！これからもがんばってください！ (2018年9月28日 2時) (レス) id: a193451525 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：編集下手くそマン | 作成日時：2018年9月23日 10時
