【短編集】食べ物、奪います。

霧野蘭丸の… ページ1

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今日は、彼氏の蘭丸とショッピングに来ました。


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A「ねぇ、せっかくだからどこか食べに行こう!!」


蘭丸「俺、ギョーザ食いたい!!」


･･･ギョーザって。

意外に男前だね、蘭丸。


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注文したら、さっそく餃子が運ばれてきた。


私は水餃子、蘭丸は普通のシンプルな餃子。


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A「ﾓｸﾞﾓｸﾞ)･･･!!うわぁ、結構美味しいっ」


蘭丸「ははっ、美味しいだろ？俺の行き着けの店だしな」


そう言って、餃子を口に運ぶ蘭丸。


･･･蘭丸のヤツも、シンプルだけど美味しそう･･･。


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A「･･･いっこもーらいッ」


蘭丸「あっ!?」


蘭丸の許可なしに、餃子を頂戴させて頂く。


モグモグ･･･うわ、こっちも美味!!


蘭丸「･･･ったく････」


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ちゅ･･･


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まだ食べ終わってないのに、蘭丸に口を塞がれる。


A「ん･･っ!?ふ、あぁ･･･!!」


蘭丸「･･･ふぅ、ん･･･っ」


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――しばらくして、やっと唇を離してくれた蘭丸。


A「･･･はぁっ、はぁっ、一体何して･･･!!//」


蘭丸「え？俺の食べ物取り返しただけだけど」


そう囁いて、ニヤッと笑う蘭丸。


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―――Aから取り返したギョーザ、旨かったぜ？


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蘭丸「評価とコメントしてくれたら、今度は俺からAにやるよ」

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