幼女と親分でいくツイステッドワンダーランド (ページ22)

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寮長ローズハートページ22

？？「...」

？？「...」

ﾃﾞｭｰｽ「あっちの連中はそうでもなさそうだな？」

ﾘﾘｱ「ふふ、食事中に失礼したな。では、またいずれな？」

リリアは最後にAの頭を撫でて、行ってしまった。

ｴｰｽ「めっっちゃ、地獄耳じゃないですか！こっっわ」

ﾄﾚｲ「まぁ、あんな風にディアソムニア寮は特殊な連中が多いのさ」

ｹｲﾄ「特に、マレウスくんはやばやばだよねー。リドルくんもやばやばだけど」

リリアにむにむにされた頬を撫でつつ、お弁当箱を片付けるA。おしぼりで手や口を拭く。

ｴｰｽ「ほんとにな！タルト一切れ食っただけで、こんな首輪つけやがって！！」

？？「で？僕がそんなにやばやばなのかい？」

ﾃﾞｭｰｽ達「「！？」」

ｴｰｽ「そーだよ！こんなのただの横暴だろ！」

ﾃﾞｭｰｽ「エース！後ろ！！」

エースの後ろには先ほどのリリアと同じぐらいの背丈で赤毛で眉間にしわを寄せている青年がいた。

ｴｰｽ「ん？げぇ！！寮長ー！！？」

ｹｲﾄ「おっと！リドルくん！？」

？？「ケイト、そのよく回る口ごと首をはねてしまうよ！」

ｹｲﾄ「そ、それは勘弁～(汗)」

？？「おや？君は噂に聞く、監督生くんだね？僕はリドル⋅ローズハート。ハーツラビュル寮の寮長だ。」

Aはペコリと、お辞儀をする。握手は求められなかったので、とりあえずお辞儀。

ﾘﾄﾞﾙ「それじゃあ、僕はハートの女王の法律第539条「昼食の後の紅茶は角砂糖を二ついれたレモンティーでなくてはならない。」を守らなくてはいけないので、これで失礼するよ。」

去り際にリドルが「シュガーポットの角砂糖を切らすなんて、重罪だぞ」と言っていたのは気のせいだと思いたい。

ｹｲﾄ⋅ﾄﾚｲ「「.....。」」

ﾄﾚｲ「リドルは入学してすぐに寮長の座についたようなもので。寮をよくしようとしてるだけなんだ..」

ｸﾞﾘﾑ「だからと言って、厳しすぎるんだぞ」

ｴｰｽ「あー、じゃあ俺はタルトを用意しなくちゃケイト先輩に追い出されるんだろ？..」

ｹｲﾄ「そーなるよねぇ。ちなみにリドルくんはタルトのワンホール目の最初の一口を楽しみにしてたから、ワンホールのタルトじゃないと、許してくれないよ？」

ﾃﾞｭｰｽ「ワンホールって..結構高いぞ」

ｹｲﾄ「じゃあ、作っちゃえば？トレイくんの家、ケーキ屋さんだし、あのタルトだってトレイくんが作ったんだよ？」

ｴｰｽ「えぇ！？そーなんすか！？」

ﾄﾚｲ「あはは、まー、そうだな。」