幼女と親分でいくツイステッドワンダーランド (ページ14)

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横暴タルトページ14

ｺﾝｺﾝ...ｺﾝｺﾝ...

A『ん？？...』

ｸﾞﾘﾑ「ふなぁあ？..こんな時間に誰かきたんだぞ...」

Aは布団を羽織ったまま、グリムと玄関にいく。どうやら、本当に誰かきたようだ。

ｸﾞﾘﾑ「ふなぁ？ゴーストのやつらか？」

ｴｰｽ「俺、エース。ちょっと入れてくんない？」

A『エース？..』

グリムと顔を見合わせて、窓から外を覗くと本当にエースだったので、中に入れた。

ｸﾞﾘﾑ「エース？こんな時間にどうしたんぞ...って、げっ！？それは..」

なんとエースに大きい首輪がついていた。その首輪は入学式のときにグリムにつけられていたものと一緒だった。

ｴｰｽ「もう、俺。ハーツラビュルに戻らねぇ、今日からオンボロ寮の寮生になる...！」

ｸﾞﾘﾑ「にゃにいー！？」

とりあえず、エースを談話室に連れていく。まだそんなに綺麗じゃないけど。

ｸﾞﾘﾑ「その首輪...俺様が赤毛のやつにつけられた首輪と一緒なんだぞ...お前、何したんだぞ？」

ｴｰｽ「....タルトを食っただけ。」

A『タルト？...』

ｴｰｽ「そう、タルト。ホール三つ分」

エース曰く、エースとデュースの寮、ハーツラビュルの寮長、リドルのタルトを勝手に食べたことによって、ハートの女王の法律に違反した罰として首をはねられた(魔法封じの首輪をつけられた)らしい。

A『.....。』

ｴｰｽ「酷くね！？タルトを食っただけで魔法封じ！」

ｸﾞﾘﾑ「どっちもどっちなんだぞ」

ｴｰｽ「えー！？でもさ、三ホールもあるんだぜ！？ちょっと食っただけでさ」

ｸﾞﾘﾑ「もしかして..誰かの誕生日用かもしれないんだぞ！」

A『だとしたら、怒る、かも..』

ｴｰｽ「俺、監督生なら寮長は横暴だーって思ってくれると思ったのに～」

ｸﾞﾘﾑ「食べ物の恨みは恐ろしいんだぞ～エース」

ｴｰｽ「わかった、わかった。明日謝るよ、でも監督生と、グリムもついてきてくれよ..」

A『..うん。』

ｸﾞﾘﾑ「仕方ないやつなんだぞ」

ｴｰｽ「うるせぇな。とりあえずさ、俺はどこで寝たらいい？」

ｸﾞﾘﾑ「今のところ、綺麗な部屋は俺様とコイツの部屋しかないんだぞ。使いたいなら、自分で掃除するんだぞ。」

ｴｰｽ「えー！俺、掃除とかやだー！..あ、そうだ！A～、添い寝してあげるからさ、部屋泊めてくんない？保護者さん？今いないならさ、今日だけ！な？」

A『だめ..』

ｴｰｽ「...けち！わかったよ、一人寂しくソファーで寝ますよーだ！」