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古びた思い出の埃を払う ページ5

『もー、忘れたの?』

少しムッとした私は総悟にわざと胸を押し付けながら言った


こんなに成長したんだぞ!(?)


近藤)おい、おぼえてないか?この子はAちゃんだぞ?


沖田&土方)………………………えぇ!??!


土方)ほ、ほんとなのか?ほんとにお前がAなのか?

『もー、Aだって言ってるでしょ?』


するとぎゅうっと体に圧力がかかる


沖田)会いたかったでさぁ。


総悟は私の肩に顔を埋めて抱き締め返した
おい、さっきめっちゃ怖い顔してたけど?

こんなことしてるけど別に付き合ってるわけじゃないからね!?
私の片想い。
でも、この思いは死ぬ前に言った方がいいのかダメなのか

わからないな。




近藤)でも、なんで…?

『んー、…たまには会いたいなって思って!』

土方)本当に久しぶりだな。武州にいた時以来だよな


『うん!土方髪切ったんだね!

総悟もこんなに逞しくなっちゃって!』


総悟から少しだけ離れてその体を見る

筋肉のついた逞しい体
鍛えてきたことがよく分かる


近藤)久しぶりに会ったんだ。明日非番でも取って4人でどこか行かないか?

『賛成!』


土方)そうだな。


目を細めて笑う土方に自然に笑顔になる


沖田)じゃあ、今日はどこで寝るんですかぃ?


離してはくれたけど手を繋いで総悟が聞いてきた


『んー…私、万事屋で働くことになったから、多分万事屋かな!』

近藤)そうなのか!?

土方)そりゃ驚いた

沖田)ここで働きやしょうよ?

『んー、そうしたいんだけど私弱いし…

あの時より随分弱くなったよ?』


私は昔、この4人で武州にいた頃剣術を一緒に学んでいた
近藤さんに拾われ、笑顔でいられたのもあの時間があったからだ

総悟と同じくらい腕は経ったが、今となっては随分弱くなり、真選組にいても足を引っ張るだけだろう


沖田)そんなの構いやせんよ

それか女中になるか


その手があったか!!

でも…

『私家事できないし…』


申し訳なさそうに私が言うと


近藤)じゃあ、剣をまた習えばいい!

土方)ああ、今はまだ弱くとも続けていればお前なら強くなれる


土方に言われると自然とできる気がしてきた


『わ、わかった!じゃあ、万事屋に行って取り消してくるね!』


そう言って私は万事屋へと引き返した

戻らない幸せがあることを最後にあなたが教えてくれた→←忘れたものを取りに帰るように



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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 米津玄師lemon   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:沖田優朱 | 作成日時:2018年9月9日 14時

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