忘れたものを取りに帰るように ページ4
銀時)ここだ。
ここが…
【真選組屯所】って書いてある
この真選組ってとこにいるんだよね…
ゴクリ…
山)あれ、万事屋の皆さんどうしたんですか?
私がどうしようか悩んでいると後ろからなんか…地味な人が話しかけてきた
新八)あ、山崎さん。こんにちは。えと、この人、依頼人なんですけど、こちらにいる近藤さん達の知合いで、…呼んでもらえませんか?
山崎)あぁ、いいですよ(*^^*)
なんて優しい人なんだぁぁ!
中から懐かしい声が聞こえてくる。
それだけで泣きそうになるが会うまでは堪えた
土方)あぁ?会いたい人ぉ?
沖田)土方さん、誰呼んだんでさぁ?
土方)俺じゃねぇ。ってことは近藤さんか?
近藤)いやぁ、俺もそんな人呼んだ覚えないけどなぁ
やっぱり。
自然と頬が緩むのを感じながらドキドキする胸を抑えた
銀時)んじゃ、俺らは帰るわ
なんか、色々終わったら戻ってこいよ
『それは万事屋で働いてもいいということで?』
万事屋の人は無言で振り向かずひらひらと手を振った
あ、まだ名前聞いてないや
ま、いっか←
土方)ったく、誰だよ。
沖田)誰でぃ、俺の睡眠を邪魔した奴ァ
近藤)それサボってない!?
あ、お待たせしましたぁ…!?
土方さんと沖田はジト目で睨んでくるが
近藤さんだけが驚いたように目を丸くした
沖田と土方…いくら髪が伸びて雰囲気が違うとはいえ、気づいて欲しかった…
近藤)え、ど、どうしてここに?!
沖田)近藤さん、知合いですかぃ?
土方)なんだよ、結局近藤さんの知合いじゃねぇか
近藤)いや、お前らも知って…『会いたかったー!!』
私は近藤さんが喋り終わる前に総悟に抱きついた
総悟は目を丸くして固まっていた
沖田)誰でぃ、この女…
明らかに怪訝そうな顔で見てきた
酷いよ…シクシク
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作者名:沖田優朱 | 作成日時:2018年9月9日 14時