今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:15,669 hit
小|中|大
胸に残りはなれない ページ23
縋るような思いで引っ張った
『私っ、総悟のことっ…!』
『あ、や、なんでもない!
仕事頑張ってね!』
総悟)がんばりまさぁ
待って。私、今
なんて言おうとした…?
だめだ。これ以上は
だめだ。この先は
だめだ。――――――伝えたら。
直感的にそう思った。
ずっと、胸にこの思いを抱いたままでいいと
思ってしまったのだ
総悟が行ってしまった後
私は思わず座り込んでしまった
『はぁぁぁぁ。…もうわかんないよ』
一人呟いた
でも、なにかわかった気がする
この思いは
言わない方がいい。
そう思ってしまったからには
この恋心、なにがなんでも隠し通す
総悟が傷つかない為にも。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
11人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:沖田優朱 | 作成日時:2018年9月9日 14時