【３】路地裏から拾いまして【浦.島.坂田.船】

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せ「次、右に曲がる」


『はい』




センラさんと歩いているのは、買い物帰りの路地裏。
…どうしてこうなった。


―――数時間前




『ごめん。その、いろいろと見たいから…って事でばいばい』




彼から一緒に回ろうと言われ、適当に断ってセンラさんとすぐに買い物を終わらせたのだが…。
わかりやすく彼はずーっと後をつけてきているのだ




『…もうこれ、犯罪なのでは？』




せ「せやな。…路地裏でまくか」




『はい。』




という訳で路地裏で尾行をまいている最中なのだ。




せ「…よし、もうおらんな。」




『…私1人で買い物すれば良かったですね。』




せ「は？何言っとんの。誘ったのはセンラやし、こういう時こそ1人はダメやろ。」




『…すみません。』




確かにそうだけど…。こっちからしたら本当に膨大な迷惑を…




せ「一応３人を伝えとく。これから危ないしな。」


『…わかりました。』




家へと着き、センラさんとそんなことを話しながら家の中へと入る。ふーっ、安心。

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