【３】路地裏から拾いまして【浦.島.坂田.船】

-１０９- ページ12

し「ちゅーして」




はぁ。この人は本当に…




『わかりました。キスですね』




し「えっ」


『キス持ってきます』


し「持ってくるって、は？」




あったかな。あっ、多分ない




し「キスって、は？」




『魚のキスを持ってきます。』


し「ちゃうわ！！！」




こういう面倒くさそうなものは、さらっと流した方がいいんですよ。わかりましたか？





『ほら、巫山戯てないで起きてください。』




し「うぃー」




さて、もう３人は食べてるだろうし…。
階段を降りてリビングへ入ると、なぜか３人は食べていなかった。




『食べていなかったんですか？』




さ「Aを待ってた！」




う「腹減った。ほら座れ」




『気にしなくてよかったのに』




せ「いいからはよ」




スタン、と椅子へと座っていただきます、をする。




『あぁ、そうだ。今日は食材などを買おうと思っているので、少し出かけますね』




し「キスか」


『キスから離れてください』




なんでこんなに気にするのか




せ「センラも行く」




『いえいえ、家でのんびりしていてください。
仕事でお疲れでしょう？』




せ「Aも学校で疲れとるのに、なに言っとるん。」




う「そうそ。俺も行く」




『んー…』




じゃあ、荷物持ちを任せようかな…。
そして今日の買い物は、うらたさんとセンラさん。そして私の３人で行くことになった。

-１１０-→←-１０８-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す