あんスタ体調不良、失敗系小説Part8

☆＆ 明星スバル ページ2

ー明星sideー

『気持ち悪い』

『消えろ』

『お前なんて―――』


『死んでしまえばいいのに』


明「わあぁぁぁぁっ！！！」

気が付くと、周りにはもう誰も居なかった。

声も、聞こえない。

「クゥーン………」

明「朝から大きい声出してごめんな〜、大吉。プッ、あはははっ！くすぐったいって！顔ペロペロ舐めるなよ〜！」

俺の顔をペロペロ舐めてくる大吉に、悪夢を見て俯いてた気分が、少しだけ上がった気がする。

明「そうだよな、俺はもう１人じゃないからな！」

俺には、Trickstarという居場所がある！

ホッケ〜もウッキ〜もサリ〜も、皆居る！

もう二度と、あんな思いなんてすることはないんだ！








そう、思っていたのに………………―


氷「これから、『Trickstar』からの脱退申請書と、『fine』への加入申請書を生徒会室へ提出しに行く。お別れだ、明星。」

その言葉に、心が凍り付いていくのが分かった。

どんなに嫌だと縋り付いても、引き剥がされる。

氷「聞いたところによると、衣更や遊木もすでにそのあたりの手続きは終えているようだ。俺は最後まで迷っていたが、もう時間切れだ。生徒会長は甘くない。迷って、甘えているうちに状況はどんどん悪くなる。これ以上追いつめられる前に―――俺は脱ける。」

凍り付いた心が割れる音が聞こえた。

俺は、ただただ呆然とするしか無かった。

バラバラになった心を支えるために、自分自身を傷付けた。

でも、足りなかった。

皆、居ないんだもん。

あぁ、また独りぼっちになっちゃった。

☆＆ 明星スバル→←リクエスト大募集＆合作の話←古いな？！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す