吸血姫の恋愛事情。【ベイブレードバースト神】

東京 ページ14

ﾌ「ほー、ここがトウキョー…」

といっても、飛行機の窓からの景色じゃよく分からないんだけれど。

ﾊﾞ「フランドール、トウキョーじゃなくて東京だぜ？」

ﾌ「…東京」

バルトにこんなこと言われる日が来るなんて……←


？「「バル兄ぃ！」」

空港のゲートを抜けると、小さな女の子と男の子が走ってくる。


そして、バルトに飛び付いた。

ﾊﾞ「うぉっ、ただいま〜」

ｸｰ「…あぁ、ニカとトコナツかぁ！」

ﾌ「だれ？」

ｼｬ「バルトの妹と弟なんだってだって」

ﾌ「へ―」

何だか、小さくて可愛いなあ。


ﾆ「うわぁ、シスコってかっこいい！」

ｼｽ「そうか？…へへっ」

シスコが照れてるって……すごいレアだよね。


ﾌ「……こっわ。明日は槍が降ってくるね」

ｼｽ「うっせ」

ﾄｺ「おねえちゃんは、フランドールって言うんだよね？」

ﾌ「うん。そうだよ」

ﾆ「フランドールちゃんも可愛い―！」

ﾌ「えっ！？ そう？」

率直にそう言われるとなんか恥ずかしい。

ﾌ「二人の方が可愛いよ？」

ﾄｺ「えへへ、ありがとう！」

ﾆ「ありがとう！」


か、可愛い……


ﾄｺ「フランドールちゃんは目が赤いんだね」

ﾌ「！？ う、うん」

流石に吸血鬼とは悟られないと思いながら、少し体が強ばる。
この子達に教えちゃっても良いのかなってね。

ﾆ「肌も白いし、シュウくんみたい！」

ﾌ「…シュウ君？」

そういうわけではなさそう。
でも、シュウ君って、なに吸血鬼なの？

ﾆ「バル兄の幼なじみだよ！ 今はアメリカにいるらしいんだけど、すっごくかっこいいの！」

写真見せてあげる！とニカちゃん。

この子、そのシュウって子が好きなんだ…

写真を見たけど、吸血鬼ではなさそう。

はー、びっくりした…

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