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「は、何言ってんのお前…」
『意味はそのままですよ。
私と一緒に暮らしませんか?』
4人は目をまん丸にしてこちらを見ていた。そんなに驚くものですか?
「いやや。どうせこき使ったりするんやろ?」
『あら、そんなことをするように見えますか?
坂田さんはどうですか?』
さ「別に、俺はええけど…」
紫の人には断られたが、坂田さんに聞いてみるとokを貰った。うん、解りやすい方で良かったです。
「センラもいやや。知らない奴の家に行くとか安心して寝られへんわ」
『あ、名前はセンラと言うんですか?』
せ「勝手に人の名前を呼ぶな!」
『"安心して眠れない"?路地裏の方が安心して眠れないのでは?こんなに離れている私にも隈が見えるくらいですのに?』
センラさんは苦虫を噛み潰したような顔をした。
すると、私の足下に狸が座った。……たぬき((
「やまだ、そこに座るな。こっち来い
あと、俺もお前の所には行かない。良いことが無さそうだしな」
たぬきは彼の言うことを聞かずに私の足下で普通に座っていた。かわいい…
『別に私はいつも家に居るわけでもないですよ?学校もありますので
その間少しは息抜きにもなると思いますが』
「は?お前の親がいるんやろ?その時点でアウトや。大人なんかに頼りたくないわ」
『…私の親は、少し前に他界しました。
それに、坂田さんだけというのもあれですし心配でしょう?生活費だって貴方方からは取りません。』
そう言うと、4人とも再び驚いていた。そんなに驚く要素あったかな…?
すると、坂田さんが話し始めた。
さ「うらさん、どうしてもダメなん?」
「……そりゃあ初対面の奴の家に行っても居心地悪いだけだろ。
でも、お前とやまだがどうしてもって言うなら考えてやっても、いい…」
茶髪の方はぷい、と横を向いた。…ツンデレ?
すると、足下のたぬきはきゅ〜ッと鳴いた。
さ「ん、やまだは良いみたいやけど?」
「行きゃあ良いんだろ行けば!」と茶髪の方は私の方にきた。
「うらたん頭イカレたんちゃう?」
「坂田もおかしすぎやろ」
さて、この人達はどうすれば良いんだろうか…
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たんさん - 前に従兄弟から見せてもらい何年か探してました!とても面白い作品だったのでまた出会えてよかったです! (2021年12月21日 18時) (レス) @page20 id: 6a2168c0e4 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃 - 6週目〜 (2020年10月12日 21時) (レス) id: b54d2dadf8 (このIDを非表示/違反報告)
アイシャルト(プロフ) - 篠月さん» 私なんかの考えて作っているので、嫌に思われたのなら違う作品に行ってもらえれば幸いです。不快にさせてしまったのなら申し訳ございません。 (2020年7月26日 19時) (レス) id: bb18f3957e (このIDを非表示/違反報告)
アイシャルト(プロフ) - 篠月さん» センラさんの一人称は確かに「俺」だと思います。ですが、よく「センラ」と言ってるのも耳にします。それも理由の一つですが、今作のセンラさんの性格設定を考えてみると、「センラ」の方がぴったりなのかな?という考えで、「俺」ではなく「センラ」にしました。 (2020年7月26日 19時) (レス) id: bb18f3957e (このIDを非表示/違反報告)
篠月(プロフ) - すみません、浦島坂田船知ったばかりなのでまだあまりメンバーのこと知らないんですが、センラさんの一人称って「俺」じゃないですか?違ったらすみません。また、不快な思いをされてしまったのなら申し訳ございません。返答頂けると幸いです。 (2020年7月26日 18時) (レス) id: 069ce17c1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アイシャルト | 作成日時:2019年11月16日 10時