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noside
国木田が異能力を発動したのを確認すると
Aは銃をどこかへ向け構え、目を少し細めた
国木田「手帳の頁を―――鉄線銃に変える」
国木田が手にした手帳の頁はあっという間に一丁の鉄線銃へと変わり
彼の手に握られた
国木田が鉄線銃を谷崎の持つ爆弾のスイッチへ向けて引き金を引きスイッチを奪う
と、同時に、Aもまた銃の引き金を引いた
国木田の銃の音と被せたためその音が誰かに気付かれることはなく
Aの異能力によって無色と化した銃弾が瞬く間に空を駆けた
国木田たちが社内で制圧を行っている間
Aは仕事が済んだことを確認し、社内へ目を向けた
彼女の今回の標的は、一人の殺し屋であった
その殺し屋はそれなりに名の知れた狙撃手で
《武装探偵社》のいずれかの異能力者の暗殺を頼まれ遠くの建物に潜んでいたのだ
しかしその狙撃手は先日《ポートマフィア》の人間に手を出してしまい
組織から目をつけられてしまっていた
早めに始末しておきたかったため、また相手が「隠れ」の得意な者であったため
確実に標的を殺す「新月」に始末を依頼した
Aの放った弾は廃ビルと化していた建物の右隣の建物へと飛び
その右隣の建物の配管掠めて軌道を変え空いていた窓の隙間から廃ビルの角部屋に入り
そこから更に器用に壁を跳び
部屋の窓下に隠れていた男の心臓を真っ直ぐに後ろから撃ち抜いた
緻密な計算、細部に渡る情報収集、Aの超人的な銃の腕
それらがあわさることで足を掴ませない「殺し」を行えるのだ
銃の引き金を引いた時点で男の死を確信していたAは
中島ナオミに押され、が偽物の爆弾のスイッチを押してしまった様子を見ていた
いや、正確にはその「感情」を見ていた
表情一つ変えず、平然とした目で
何故なら、中島がどんな感情をこれから抱くのか
どう行動するのか
それが分かっているからだ
焦った中島が咄嗟に考えたのは、周囲への被害だ
彼は自分の事を真っ先に考えられない
故に、酷く危ういのだ
例えば今、爆風を抑えようと爆弾に自分が覆い被さっているように
そう動いた中島に対しても
それに焦る太宰に対しても、Aはだろうねと思っていた
自分を考えられない中島の危うくも強い優しさを
脆く儚く、けれど決して手離されることの無い太宰の優しさを
誰よりも理解しているから、判る
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リゼ - 零月さん» うしおととらはまだですか？ (2022年4月12日 13時) (
レス) id: bd60c7e03e (このIDを非表示/違反報告)
maichametamtam(プロフ) - 魔入間とうしおととらの最新を、、、 (2022年4月10日 15時) (レス) id: dd065062e2 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - そうですが、答えていただきありがとうございました。( ´∀｀ )b (2021年10月12日 7時) (レス) id: caf70309bf (このIDを非表示/違反報告)
零月 - 時雨さん» 少々見きり発車的な部分があったため消してしまいました。すみません (2021年10月11日 20時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 零月さんいつも楽しく読ませてもらってます。聞きたいことがあるんですが刀剣乱舞と鬼滅の刃のクロスオーバーで夢主が日輪刀の話がなくなっていたので消してしまいましたか？(蛇柱の日輪刀じゃない方です) (2021年10月11日 18時) (レス) id: caf70309bf (このIDを非表示/違反報告)
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