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零月side
さてと、落とし物を返した()ことだし
入り口の瓦礫をどかすか
六美「……そう言えば、何でお姉ちゃんここにいたの?いつから?」
『実は二人が来るより前にいた』
「「ええぇ!?」」
いや、勿論二人を守るためっていうのもあったよ?
でも私だって理由あってここにいたんだ
『ここに用事があったんだ……ね?
凶一郎「そうだな、
太陽「は!?え、どういうことだ!?」
六美「わっ、私だって知らないよ!!どういうこと!?」
『ははっ、そんな慌てないで』
だってさ、凶一郎を放っておくわけにはいかないでしょ?
君たちのことは、できるだけ守るつもりだしね
『私、今日からここの保険医になったから。よろしくね♪』
「「はああ!?!?」」
凶一郎「と言っても、開ける事の方が多くなるだろうがな。嫌五のアレ使うんだろ?」
『そうだよ。そういうわけで二人とも、困ったら保健室にきなよ?』
「「……………はい…」」
ふふ、さて、私はやることは終わったし、そろそろ帰ろうかな
『じゃあ私先に行くね』シュンッ
太陽「消えた!?」
六美「…速いなぁ…お姉ちゃん」
.
.
.
さて、この辺で良いかな…
テレビ電話にして、と…
『…あ、“熾羅”?ごめんさっきまでちょっと落とし物届けてて』
《…あぁ、たま屋のでしょ?相変わらず馬鹿やってるねぇ…》
気だるげな声で答えるのは
私の同級生の
電子の海のスペシャリストさ。四怨の開花にも負けない
世界中の情報を牛耳ってると言っても過言じゃない
私の親友で、利用とかではなく信頼している同業者
隈はデフォで一見体力はなさそうだけど、実は体術にも秀でてる
結構頼もしいよ
熾羅はジャージ姿で整えられてない鮮やかな空色の長髪を掻き上げ、目つきの悪い真っ黒な瞳を向けた
『で、どうだった?』
熾羅《あ〜……なーんか面倒そうなんだよなぁ……“ユエ”んちに結構関わってるし…》
ユエ、というのは私の愛称だ
レイだと母さんと被るから、「月」を取ってユエ
『……へぇ…中々面白そうだね』
熾羅《これ面白そうって思えるユエのメンタル草》
『ま、予想内ではあるかな』
熾羅《流石だねぇ……んじゃ、もうちょい調べてみるわ、“タンポポ”の事》
『頼むよ』
さーて、どうしようかなぁ
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三月の専属ストーカーなつめみく - 長女だからか分からんけど零ついてるのいいですね() (10月25日 9時) (レス) @page11 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
零月 - テナーさん» ありがとうございます! (2021年10月10日 10時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
テナー - めっちゃ好きです!更新頑張ってください!! (2021年10月9日 16時) (レス) @page47 id: b666961d78 (このIDを非表示/違反報告)
零月 - スピカさん» ありがとうございます。更新がんばりますね (2021年10月5日 19時) (レス) id: e13128236a (このIDを非表示/違反報告)
スピカ(プロフ) - 控えめにいって最高です!これからもおうえんしてます! (2021年10月4日 21時) (レス) @page46 id: f5f59843ea (このIDを非表示/違反報告)
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