32.掠れた思い ページ33
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「っ…」
目が覚めたとき、そこは以前も見たことのある真っ白な天井が広がっていた。
薬品の匂いと、ゴリゴリと何かをすり潰す音が響き、視界の隅に誰かの気配を感じる。
「…チョッ、パ…？」
石臼に薬草を擦る音に、私の掠れた声が加わった。
勢いよく振り返ったチョッパーは私の目を見つめ、目に涙をためて勢いよく部屋を飛び出していった。
皆を呼びに行ってくれたのだろう。
(私、生きてた…)
もう死ぬのだと思った。
苦しくて、冷たくて、もがいて、足掻いたけれどどうにもできなくて。
海の怖さを知った。
静かさを知った、孤独を知った。
初めて、死ぬことが怖いと思った。
死ぬことが惜しいと思った。
走馬灯を見るほど私に素敵な思い出はなかったけれど、最期に思い出すのは彼らのことだった。
「…よかった、生きてて…」
相変わらず掠れた声。
あまり力の入らない体。
腕を見れば点滴に繋がれていて。
あぁ、私も強くならなきゃと、そう思った。
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ぷりん(プロフ) - 「ぱずる」さん» そうなんですね！何も知らずごめんなさい😿とても面白い作品でお気に入りです！更新頑張ってください応援してます✊🏻🤍 (2022年8月24日 0時) (
レス) id: 30c6d797b4 (このIDを非表示/違反報告)
「ぱずる」(プロフ) - ぷりんさん» 誤解させてしまってすみません！今この作品書き直しの途中でして、まだ14話からは更新できてない状況です。続編はまだ手をつけてないのでそのままなんです。誤解させてすみません点 (2022年8月23日 21時) (レス) id: 6f1abe1470 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - 13話から話が飛んでいて次の続編へ行ってしまうのですが14話からは作者様が消されてしまったのでしょうか😿 (2022年8月23日 21時) (レス) id: 30c6d797b4 (このIDを非表示/違反報告)
シェイガー(プロフ) - こんな現象が本当にあったらいいのにな〜笑笑 (2019年9月2日 3時) (レス) id: 524b76be29 (このIDを非表示/違反報告)
むちゅ - 学校も楽しくないし行きたくない、アニメを見てた方が、本当に幸せだと感じる。そう思うのは私だけですかね… (2017年1月9日 22時) (レス) id: 81902d63ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：「ぱずる」 | 作成日時：2016年8月31日 23時
