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18.それが証拠 ページ19

《Sanji sied》
泣いてる彼女の背中を優しくさする。

少しでも抱え込んでいた気持ちが吐き出せただろうか。
気持ちが軽くなって、また明日からあの可愛い笑顔でいてくれたらいいなと思うのだ。


「Aちゃん、落ち着いた?」


そろそろ部屋に帰そうと思い、顔を覗き込んでみれば、おれのシャツをしっかりと握り締めて、気持ちよさそうに寝ていた。
立ったまま寝るだなんて、かなり疲れが溜まっていたのだろう。
違う世界に来て、初めて見る海賊と過ごし、慣れない環境であれば疲れが取れないのも仕方のないことだろう。


「しかしまぁ、綺麗な顔だな」


彼女が異世界から来たと、そう思えるのはこの世界では見ないような綺麗な顔立ちだからだ。
真っ黒な髪に、白い肌と透き通ったエメラルドグリーンの瞳はこの世界でも珍しいから。


「さてと、どうしようか」


綺麗な顔立ちに見惚れている暇はない。
今はこの寝てしまったレディをどうするかが問題なのだ。
こんな夜中に女部屋に入れば、ナミさんに怒られてしまうけれど、疲れて眠った彼女をわざわざ起こすのも忍びない。

困った。

Aちゃんはシャツを握り締めているから離れようにも離れられない。


「キッチンに行くか」


男部屋など言語道断、はなから選択肢にない。
仕方なく、自分が先ほどまでいたキッチンにAちゃんを運ぶことにした。
抱え上げて驚いた、思っていたよりも一回りも二回りも彼女は軽かったから。


「なんで、こんなに痩せてんだ?」


細い手首。
膝裏に回した手から伝わる骨の感触。
ご飯を食べていないわけではないし、むしろよく食べる方だと思っていた。
それなのに何故こんなにも細いのか。

原因はあちらの世界にあるのだということは、すぐにわかった。




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ぷりん(プロフ) - 「ぱずる」さん» そうなんですね!何も知らずごめんなさい😿とても面白い作品でお気に入りです!更新頑張ってください応援してます✊🏻🤍 (2022年8月24日 0時) (レス) id: 30c6d797b4 (このIDを非表示/違反報告)
「ぱずる」(プロフ) - ぷりんさん» 誤解させてしまってすみません!今この作品書き直しの途中でして、まだ14話からは更新できてない状況です。続編はまだ手をつけてないのでそのままなんです。誤解させてすみません点 (2022年8月23日 21時) (レス) id: 6f1abe1470 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - 13話から話が飛んでいて次の続編へ行ってしまうのですが14話からは作者様が消されてしまったのでしょうか😿 (2022年8月23日 21時) (レス) id: 30c6d797b4 (このIDを非表示/違反報告)
シェイガー(プロフ) - こんな現象が本当にあったらいいのにな〜笑笑 (2019年9月2日 3時) (レス) id: 524b76be29 (このIDを非表示/違反報告)
むちゅ - 学校も楽しくないし行きたくない、アニメを見てた方が、本当に幸せだと感じる。そう思うのは私だけですかね… (2017年1月9日 22時) (レス) id: 81902d63ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:「ぱずる」 | 作成日時:2016年8月31日 23時

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