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10月になりAとセドリック、フレッドの噂も聞かなくなっている
ハロウィンがあと数日に迫った土曜日
グリフィンドールチームの練習の日だったのだが、外は大雨
Aは練習を中止するものだと思い込んでいて、談話室で絵を描いていると、びしょ濡れのフレッドとジョージが肖像画の穴から現れた
『フレッド、ジョージ、ストップ』
「おいおい、何するつもりだ？」
談話室入り口で止まるように言ったAは杖を向けながら2人に近づくと、懐からハンカチタオルを差し出して2人の顔を拭いてやる
『フレッドからいくわよ』
Aが杖を小さく、しかし複雑な動きで振ると杖の先端から暖かい風が吹き出してフレッドの服が乾いた
同様にジョージにも向けてやり、2人の服は完全に乾いて付いていた泥も綺麗になっている
Aは絨毯にポタポタと雫が垂れる事が耐えられなかった様で、2人の服だけ乾かして身体や髪は濡れたままになっていた
「ゴシゴシ呪文に乾かし呪文か、サンキューA」
服を見ながら感心したようにお礼を言うジョージにAは疑問を投げかけた
『貴方達も出来るでしょ？どうして乾かしてからここまで来なかったの？』
「フィルチの仕事を作ってやったんだ」
決まってるだろ？と言わんばかりのしたり顔でフレッドがAの隣に座ると、次いでジョージもハンカチタオルで頭を拭きながら正面に座った
『そう、廊下も泥だらけのびしょ濡れってわけね』
「フィルチは今頃必死に掃除してるだろうな」
「それに、濡れた俺もカッコいいだろ？」
『…風邪引くわよ？』
Aが呆れた様に2人を見てそう言うと、フレッドはAの肩にまだ少し濡れている頭を乗せてくる
『フレッド、重いし冷たいわ』
「A、無視は良くないぜ」
『それは貴方もでしょ？頭を退けて』
「濡れた俺もカッコいいだろ？」
『…濡れてない方が好きだわ、今のフレッドは生乾きの匂いがするもの』
Aの言葉にジョージは腹を抱えて笑い、フレッドは杖を振って髪を乾かす
「これで完璧ってわけだ？」
笑顔でそう言うフレッドにAは観念した様に続けた
『そうね、それが1番だと思うわ』
フレッドは満足した様に自室へ戻って行き、ジョージもまだツボにハマっているのか笑いながら階段を上がって行った
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村民(プロフ) - Aliceさん» ありがとうございます！今後も地道に更新していこうと思いますので是非お付き合いください^ ^ (2023年3月30日 20時) (
レス) id: 82c45efafd (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - この大人な感じの夢主最高です！多分今後こんな余裕が無くなるほどフレッドに夢中になるんでしょうね！(^q^)ｸﾞﾌﾌ (2023年3月30日 19時) (レス) @page42 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
村民(プロフ) - かにさん» ありがとうございます！今日も続きを書く予定ですのでぜひ読んで頂けたら嬉しいです^ ^ (2023年3月29日 12時) (レス) id: b5db6cc547 (このIDを非表示/違反報告)
かに - すごく面白いです♡！！一気に読み進めてしまいました！フレッドとの絡みがすごく可愛いです♡応援してます！ (2023年3月29日 9時) (レス) @page26 id: 3b3f8fe9b0 (このIDを非表示/違反報告)
村民(プロフ) - nachuさん» ありがとうございます…！もっともっと書きたい事が山積みですので、出来るだけ早く続きをあげられる様頑張りますね^ ^ (2023年3月27日 21時) (レス) id: 82c45efafd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鯨井 | 作成日時：2023年3月27日 19時
