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『そうね、ありがとう』
Aの言葉に安心した様にジョージが微笑むと、フレッドはわざとらしくため息をついて不満を漏らす様に声を上げた
「俺がAの彼氏じゃないなんて事は聞きたくなかったけどな」
『本当の事じゃない』
「それまでが格好良かっただけに、残念だ」
『私は嘘はつけないの』
「それなら、事実にしてみるか？」
フレッドの言葉にAは驚き、パッとフレッドの方へ顔を向けるといつものニヤニヤ顔が見える
少し期待した自分を恥ずかしく思いながらAは呆れた様に返す
『…またそうやって揶揄ってくるのね』
「なんだ、本気にした？」
『してない』
「それは残念」
到底残念そうには見えないフレッドに、Aはため息を1つ吐きながらジョージへと不満を漏らす
『貴方のお兄さんは女性の口説き方を知らないみたい』
「まさか、フレッドに限ってそんなはずは無い」
ジョージはそう言って笑うと、フレッドに目配せをする
「あぁ、本気で口説いてみようか？」
フレッドはジョージを見てニヤリと笑うと、Aを真っ直ぐ見つめて優しく頭を撫でた
『良いわよ、それも本気じゃ無いんでしょ。貴方が私を好きになってから口説くのをオススメするわ』
もう騙されない、とAは早くなる心臓を無視して言葉を返すと大広間から出て行こうと席を立ったジニーに目を向ける
『ねぇ、ジニーどうしたのかしら？何だか様子が変よ。元気がない様に見えるわ』
Aの言葉に次いで何か言おうとしていたフレッドは、喋るタイミングを無くしジニーの方を見る
ジョージも同じく目線を向けると、首を傾げた
「確かに少し顔色が悪いな」
『でしょ？何かあったのかしら』
「さぁな、ご飯は食べられてるんだ。そんなに心配いらない」
『そう…』
「あぁ、いざとなればマダム・ポンフリーの所に連れて行ってやるさ」
不安げな表情を浮かべるAにフレッドはそう言うと、そろそろ空き教室に行こうと誘った
ジョージはリーとゴブストーンをするからと中庭で別れ、2人で空き教室へと足を進める
途中フレッドは遠目にセドリックの姿を捉えてAの肩を寄せた
『急にどうしたの？』
「まぁまぁ、良いだろ？」
何も知らないAは突然の事に驚きながらもそれを受け入れた
見せつける様なフレッドの表情と2人の距離を見て、セドリックは寂しそうに笑うと2人から離れる様にどこかへ去って行った
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村民(プロフ) - Aliceさん» ありがとうございます！今後も地道に更新していこうと思いますので是非お付き合いください^ ^ (2023年3月30日 20時) (
レス) id: 82c45efafd (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - この大人な感じの夢主最高です！多分今後こんな余裕が無くなるほどフレッドに夢中になるんでしょうね！(^q^)ｸﾞﾌﾌ (2023年3月30日 19時) (レス) @page42 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
村民(プロフ) - かにさん» ありがとうございます！今日も続きを書く予定ですのでぜひ読んで頂けたら嬉しいです^ ^ (2023年3月29日 12時) (レス) id: b5db6cc547 (このIDを非表示/違反報告)
かに - すごく面白いです♡！！一気に読み進めてしまいました！フレッドとの絡みがすごく可愛いです♡応援してます！ (2023年3月29日 9時) (レス) @page26 id: 3b3f8fe9b0 (このIDを非表示/違反報告)
村民(プロフ) - nachuさん» ありがとうございます…！もっともっと書きたい事が山積みですので、出来るだけ早く続きをあげられる様頑張りますね^ ^ (2023年3月27日 21時) (レス) id: 82c45efafd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鯨井 | 作成日時：2023年3月27日 19時
