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数日が経ち、Aは生徒達からの視線に頭を悩まされていた
「A、あんまり気にするなよ」
大広間で夕食を取りながらジョージがAに声をかける
セドリックとの中庭での事を見ていた生徒が噂を流したのだろう、2人は付き合っていてAはフレッドとセドリックとの間で二股をかけているーーと数日前から注目の的だった
『ありがとうジョージ』
気にしない様にしているAだったが、数日間視線を感じてそちらを見ると目を逸らされ、ヒソヒソと話されるそれに辟易している
「俺とセドリックの二股だなんて心外だよな、どう見てもAは俺一筋だろ」
『貴方が余計な事を言うからもっとややこしくなってるのよ？』
人気者であるフレッドに実際どうなんだ？と聞いてくる生徒は少なくなかった様で、その度にフレッドが「Aが俺以外に気があるなんてありえない」と答えている
そのために二股の末にAがセドリックを振ってフレッドと付き合っているという噂まで立ち始めていた
「俺は本当の事を言っただけだぜ？」
『私が貴方に気があるなんていつ言ったのよ』
「言っては無いさ、でも見てれば分かる。なぁジョージ？」
「あぁ、そうだな」
『ジョージまで…貴方達楽しんでるでしょ？』
Aはジロリと2人を交互に睨むと、デザートのドーナツに手を伸ばす
「それで本当の所はどうなの？」
ジニーがAに微笑みかけながら声をかけた
『本当の所？』
「えぇ、Aは誰が好きなの？」
ジニーの言葉にAはドーナツを食べている手を止める
フレッドとジョージは興味津々と言った様な顔で見つめていて、ハリー、ロン、ハーマイオニーは少し気まずそうな表情を浮かべながらも、耳はしっかりこちらを向いていた
『…誰も好きじゃ無いわよ』
消えいる様な声でAがそう呟くとフレッドがすかさず声を上げた
「俺以外、だろ？」
『誰も、って言ったの聞こえなかった？』
2人のやりとりをクスクスと笑いながら聞いていたジョージは、ジニーに向かって話しかける
「ジニー、Aは照れ屋なんだ。そう直球で聞いてやるなよ」
「そうね、よーく分かったわ」
ジニーは何かに納得した様に微笑む
『本当に、ウィーズリー家は私の言う事を聞かない人達ばかりね』
Aは呆れた様に言った後残りのドーナツを一気に頬張り、口の端についたチョコをフレッドが拭い取ると色付いた頬でありがとう、と呟いた
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村民(プロフ) - Aliceさん» ありがとうございます！今後も地道に更新していこうと思いますので是非お付き合いください^ ^ (2023年3月30日 20時) (
レス) id: 82c45efafd (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - この大人な感じの夢主最高です！多分今後こんな余裕が無くなるほどフレッドに夢中になるんでしょうね！(^q^)ｸﾞﾌﾌ (2023年3月30日 19時) (レス) @page42 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
村民(プロフ) - かにさん» ありがとうございます！今日も続きを書く予定ですのでぜひ読んで頂けたら嬉しいです^ ^ (2023年3月29日 12時) (レス) id: b5db6cc547 (このIDを非表示/違反報告)
かに - すごく面白いです♡！！一気に読み進めてしまいました！フレッドとの絡みがすごく可愛いです♡応援してます！ (2023年3月29日 9時) (レス) @page26 id: 3b3f8fe9b0 (このIDを非表示/違反報告)
村民(プロフ) - nachuさん» ありがとうございます…！もっともっと書きたい事が山積みですので、出来るだけ早く続きをあげられる様頑張りますね^ ^ (2023年3月27日 21時) (レス) id: 82c45efafd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鯨井 | 作成日時：2023年3月27日 19時
