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「捨てられた日の間違いだろ？」
「黙れよマルフォイ！」
ハリーが反論するが、マルフォイはAを見据えて続けた
「捨てられた日を記念日にするなんて、マグルの捨て子は随分と幸せな頭をしてるんだな。僕には考えられないね」
フレッドとジョージはマルフォイに飛び掛かる
クラッブとゴイルとつかみ合い、揉み合いになった
マルフォイの言葉にAは何も言い返すことは出来ない
自分が捨てられた事も、添えられた手紙には名前以外の情報が無かった為にその日を誕生日にした事も、全て事実だった
『そうね、マルフォイの言う通りだわ…』
力無くそう言うと、ちょっと用事思い出したから、とAは大広間から走って出て行った
「A！待てよ！」
ゴイルとやり合っていたフレッドがAを追いかけようと大広間を出ると、既に小さくなった背中が見えているだけだった
ーーーーーーーーーーー
「A？どうした？」
『…何でもないわ』
涙が溢れそうになるのを堪えながら廊下をあてもなく歩くAに、セドリックが声をかけた
「何でもないって様子じゃ無さそうだけど」
『本当に大丈夫だから、放っておいて』
「放っておけないよ。本当に大丈夫な奴は大丈夫なんて言わない。だろ？」
セドリックはそう言うとAの手を引いて中庭へと出る
少し肌寒いからか、中庭にはポツポツ人が居るだけだった
ベンチに腰掛けると、セドリックはローブをAへと手渡す
『寒くないから平気、セドリックが風邪をひいちゃうわ』
「良いから、着てて」
そう言うとローブを優しく肩にかけた
『…ありがとう』
「それで？何で泣いてた？」
『泣いてないわよ、何でもないの。少し落ち込んだだけ』
ムキになった様に返事をするAに、セドリックはAらしいなと微笑んだ
「僕には言えない？」
『そういう事じゃないわ、言葉にされると急に現実味を帯びる事ってあるでしょ？それで落ち込んでただけなの』
「自分で口に出したら余計に現実だと実感する？」
『えぇ、そうね。だから誰にも言わないわ』
「そう、それならもう聞かない」
『ありがとう、優しいのね』
セドリックはそれ以降気遣ってくれているのか、落ち込んだ理由等には触れず、他愛もない話を少しの間聞かせてくれた
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村民(プロフ) - Aliceさん» ありがとうございます！今後も地道に更新していこうと思いますので是非お付き合いください^ ^ (2023年3月30日 20時) (
レス) id: 82c45efafd (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - この大人な感じの夢主最高です！多分今後こんな余裕が無くなるほどフレッドに夢中になるんでしょうね！(^q^)ｸﾞﾌﾌ (2023年3月30日 19時) (レス) @page42 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
村民(プロフ) - かにさん» ありがとうございます！今日も続きを書く予定ですのでぜひ読んで頂けたら嬉しいです^ ^ (2023年3月29日 12時) (レス) id: b5db6cc547 (このIDを非表示/違反報告)
かに - すごく面白いです♡！！一気に読み進めてしまいました！フレッドとの絡みがすごく可愛いです♡応援してます！ (2023年3月29日 9時) (レス) @page26 id: 3b3f8fe9b0 (このIDを非表示/違反報告)
村民(プロフ) - nachuさん» ありがとうございます…！もっともっと書きたい事が山積みですので、出来るだけ早く続きをあげられる様頑張りますね^ ^ (2023年3月27日 21時) (レス) id: 82c45efafd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鯨井 | 作成日時：2023年3月27日 19時
