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Aは人混みをかき分けて教科書に指定されたギルデロイ・ロックハートの本を7冊手に取ると、隅に追いやられている店主にお会計を頼んだ
後ろではハリーがギルデロイ・ロックハートに見つかり一緒にバシャバシャと写真を撮られている
買った全ての本を背負っていたバックパックの中へと押し込み、今度は前側に抱く様に持ち上げるとフレッドとジョージの元へと急ぐ
「A、買えたのか？重そうだな」
『えぇ、7冊もあったものとっても重いわ』
バックパックをまるで赤子を抱く様にして持っているAに、フレッドはクスリと笑ってバックパックを奪うと自分の肩にかけた
『ありがとう、重いでしょ？』
「いや、Aの愛に比べたら軽いもんだ」
フレッドの言葉にまたか、と呆れて言い返そうとした時
ギルデロイ・ロックハートがホグワーツの"闇の魔術に対する防衛術"の教授職についたと宣言するのが聞こえた
『…あの人、自分の本を教科書に指定したの？』
「そうみたいだな、俺の予想は当たってた」
『貴方はギルデロイ・ロックハートのファンが新しい先生だって言ってたのよ？』
「間違っちゃいないさ、あいつはきっと自分大好きだろ」
そう茶化して言うフレッドの言葉にジョージは思わず吹き出して、Aも釣られて笑った
ハリーは注目されるのが嫌だったのかいつの間にか店の外へと向かっていて、Aもフレッド、ジョージ、ウィーズリー氏と共に出口へ進んだ
するとそこに今にもマルフォイに飛びかかりそうになっているロンが見えた
ハリーとハーマイオニーが必死に抑えているが、ロンはとてつもなく怒っているみたいだった
それをウィーズリー氏が止めて、ルシウス・マルフォイとウィーズリー氏の言い合いに発展する
近くでハラハラと見つめているAと、その隣のグレンジャー夫妻をチラリと見たルシウスは、上から下まで値踏みする様に見下ろした
「ウィーズリー、こんな連中と付き合ってる様では、君の家族は落ちるところまで落ちたと思っていたんですがねぇ…」
誰が聞いてもひどい発言だと分かるそれに、ウィーズリー氏は堰を切ったようにルシウスへと飛びかかる
と同時にフレッドはAを庇う様にして自分の背中に隠した
「アーサー！ダメ！やめて！」
サイン会を終えたであろうウィーズリー夫人が騒ぎを止めに入りハグリッドが来た所でやっとウィーズリー氏は落ち着きを取り戻した
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村民(プロフ) - Aliceさん» ありがとうございます！今後も地道に更新していこうと思いますので是非お付き合いください^ ^ (2023年3月30日 20時) (
レス) id: 82c45efafd (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - この大人な感じの夢主最高です！多分今後こんな余裕が無くなるほどフレッドに夢中になるんでしょうね！(^q^)ｸﾞﾌﾌ (2023年3月30日 19時) (レス) @page42 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
村民(プロフ) - かにさん» ありがとうございます！今日も続きを書く予定ですのでぜひ読んで頂けたら嬉しいです^ ^ (2023年3月29日 12時) (レス) id: b5db6cc547 (このIDを非表示/違反報告)
かに - すごく面白いです♡！！一気に読み進めてしまいました！フレッドとの絡みがすごく可愛いです♡応援してます！ (2023年3月29日 9時) (レス) @page26 id: 3b3f8fe9b0 (このIDを非表示/違反報告)
村民(プロフ) - nachuさん» ありがとうございます…！もっともっと書きたい事が山積みですので、出来るだけ早く続きをあげられる様頑張りますね^ ^ (2023年3月27日 21時) (レス) id: 82c45efafd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鯨井 | 作成日時：2023年3月27日 19時
