赤葦くんがトリップしてきました。[ハイキュー]

22話 ページ24

あの後、気を失ってしまった京治くんを運ぶためにバレー部で一番背の高い鈴木くんと美羽をよんで、家まで運んでもらった。





「ありがとね美羽、鈴木くん。」



鈴「A先輩と赤葦先輩の頼みならいつでも、どこでも駆け付けますよ!!」


美「なんかあったら連絡してね！」





「うん、ほんとにありがとう」






二人を見送った後、京治くんを起こさないようにそっと彼の部屋の前を通りすぎた。



ソファに座って、バレー部のみんなに心配をかけてしまった事への謝罪の連絡をしておく。

送信をするとすぐに電話がかかってきた。が、私の携帯ではない。




「どこから……？」


部屋をぐるりと見渡す。

…京治くんの部屋からだ。




静かに彼の部屋のドアを開けて中にはいる。


机の上に置かれた携帯が震えていた。

鳴りやむ気配の無いそれを手に取り、相手の名前を確認しないまま耳にあてた。


「えと、今、赤葦くんは忙し」

「あかーし!!!!」









…ん？

アニメで聞き覚えのある声。









「木兎さん…！？」


「あれ？あかーしじゃない…」

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