【エイジ】赤色に染まる【アバンティーズ】 (ページ24)

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第21話ページ24

「え、花梨さん？」

「え、嘘本物？」

声をかけると、2人は同じ動きをしてこっちをみた。

言ってる事まで似てるし、本当仲良いなぁ。

「久しぶり…じゃないかw初めて会うもんね！」

昨日LINE通話したけど。

「え、嘘。え、まじで？」

テオくんは小声で「え、まじで？」を繰り返してて、じんたんは小さい鏡を出して身だしなみを整え始めた。

「え、なに緊張してんの？」

そう聞くと2人は「当たり前だろ！」と言わんばかりに目を見開かせ、こっちをみた。

「とりあえず…動画撮る？って100万人行くまでコラボ禁止なんだっけか……」

スカイピースは100万人行くまでコラボ禁止なのだ。

もう少しで100万人行くと思うけどなぁ。

いずれ追い越されそう。

「100万人行ったら絶対コラボしましょう！俺らが100万人行く前にYouTuberやめないでくださいよ…？」

「はいはいwそっちこそやめないでよね？」

カフェの入り口の近くで話していると、店員が少し困ったようにこちらを見てきた。

「花梨さんこの後暇ですか？暇なら俺らと出掛けません？このままここで話すなら座った方がいいし…。」

テオくんが定員さんを軽く指差しながら私に言ってきた。

「あ、そっか。暇だし、出掛けようか。」

そういうとじんたんは軽くガッツポーズをした。

「なにガッツポーズしてんのw」

「えっあ、あぁ、スィスェん」

よく動画でスカイピースが使う「スィスェん」。

いつか生で聴きたいと思ってたけどこんな自然に聴けるとは思っていなかった。

カフェを出た私達はとりあえずディズニーに行く事にした。

昼過ぎだけどなんとかなる。

タクシーに乗ってる時、Twitterに上げるために三人で自撮りしようとしたけど逆光がやばすぎてほぼ顔見えなくなったのは別の話。

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この時まだスカイピースは100万人行ってない時です！

今は114万人ですけどね。本当凄いです。