七話*仕事 ページ9
「ユリ、行くわよ。」
「分かりました。」
扉を荒々しく開けると数十人の男性がいた
嗚呼、これから死ぬ奴等ね
「……誰だ。」
低く、よく響く声
マリが巧みに脅し、港の倉庫に連れてきたから怒っているのは当然か
「ポートマフィア幹部の円地Aです。殺しに来ました。」
何人かは短く悲鳴をあげている
「……ざ……な。」
「はい?」
「ふざけんな!!」
鉄パイプを此方に投げつける男
「………下手くそ。」
長刀で叩き落とした
「……早く終わらせるよ、ユリ。」
「そうですわね。」
………時間は掛からなかった
辺り一面血の海と化した
掃除屋が大変だな……
「すみません、斧で斬りすぎました。」
隣でユリが謝った
「別にいいわ、帰りましょ。」
自分の足音だけが響いた
何となく、任務が終わると虚しい気もする
その虚しさを消すために殺してまた虚しさが………その繰り返し
私は何をしたいのかしら
「………?」
ユリが此方をじっと見つめていた
「何?」
「……いえ、何でもありませんわ。」
「……そう?」
別にいいけどさ
迎えの車に乗り込み、座席に身を沈める
今日は学校に行ったせいで疲れたな…
眠気が自分を襲い、そのまま眠りについた
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織姫 - medaemonさん» ありがとうございます!これからも頑張ります! (2017年2月13日 18時) (レス) id: 0e1e5b3740 (このIDを非表示/違反報告)
medaemon - いつも面白く読ましてもらってます(^−^)更新待ってます! (2017年2月13日 11時) (レス) id: ca66a711e7 (このIDを非表示/違反報告)
織姫 - tenko0306さん» ありがとうございます!!更新頑張ります! (2017年2月12日 12時) (レス) id: 0e1e5b3740 (このIDを非表示/違反報告)
tenko0306(プロフ) - この作品とっても面白いです!更新待ってます! (2017年2月12日 12時) (レス) id: 9875f5ca27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天原依愛 | 作成日時:2017年1月17日 19時