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Aside
グリム｢寮長でも無いのにアイツは何やってるんだゾ？｣
さっき忙しそうにグルッペン先輩が寮を出ていった｡
os｢色々あるんやでぇ〜｣
ut｢俺らの城の為に頑張ってるらしいねん｣
城？
学園外にお城を作るって事？
てか,グルッペン先輩だったらお城だけとは言わずに国ごと創りそうだけど｡
そうしたら,また雇ってもらおーかな？
でも,おじい様のコネで楽するのも良いな｡
うーん迷う｡
そんな事を考えながら私は談話室を出ようとした｡
グリム｢Aどこ行くんだゾ？｣
うっわぁ……グリムが,私を気にしてくれている！？
あ〜可愛いな｡
『ちょっと知り合いに会いに行ってきます』
嘘だ｡
相手は私の事なんて知らない｡
アズール｢貴方ですか？知ってますよ｣
『えｯ？』
なんか……知られてた｡
私は今モスト・ロラウンジに来ている｡
アズール｢Aさんですよね｡私はアズール・アーシェングロットです｣
『知っていただけてたんですね』
アズール…先輩は胡散臭い笑顔を浮かべる｡
アズール｢まぁ,紅茶を用意しました｡是非飲んでみてください｡おすすめの茶葉なんですよ｣
目の前に置いてある紅茶｡
『そうですか……』
私はティーカップを持って香りを嗅ぐ｡
ﾊﾞｼｬｯ
そして,紅茶を机の上にぶちまける｡
アズール｢はい!?｣
驚いた顔,エーミール先輩とよく似てる｡
『うっかり手が滑ってしまってすいません……』
私は平然と嘘を吐く｡
アズール｢そ,そうですか｡では新しく入れ直しますね｣
予想外の反応に驚いているアズール先輩｡
その反応はとっても面白くて愉快ですわぁww
『お願いします』
アズール｢どうぞ｣
『ありがとうございま,おっとと……』
ｶﾞｯｼｬｰﾝ
私はティーカップを落とした｡
アズール｢くっ……｣
めっちゃ怒っていらっしゃる｡
『自白剤かなにかですよね？』
アズール｢な,んのことでしょう？｣
誤魔化しているが冷や汗出てる｡
『図星ですね』
アズール｢グルッペンもオスマンも何なんですか！？｣
キレた,やばいかもしれん……｡
先輩達もここに来てたんだ｡
なんでアズール先輩がこんな事したのかが見えてきた｡
『私と取引していただけませんか？』
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作者名：一 x他1人 | 作成日時：2021年11月28日 15時
