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久しぶりに母さんと僕2人で遊園地に来た時だった
『僕恐竜がい!!!』
母「わかってる。ちょっとまっててね」
といいながら少し離れた場所にある真ん中に100点と書かれた黄色い風船を狙う
しかし、お母さんは下手くそでなかなか当たらない
当たらないままゲームは終了
恐竜の代わりに出てきたのは
「はい。目玉型の方位磁針だよ」
『僕恐竜がいい!!!』
母「ごめんね。、これで我慢して。
でもね、これ凄いんだよ?
これを持ってたらいつでも自分の帰る場所が分かるんだよ。」
『え、そーなの!?』
母「そーだよ。だから、肌身離さず持ってるんだよ?」
『うんっ!!』
そう言って母さんと手を繋いで歩いていた
今思えばこの何気ない日々が、かけがえのないものが幸せだった
そのうち人が多くなって母さんと手を離してしまった
『ママっ!!ママっ』
声を上げてママと叫ぶ
でも、見つからなかった
返事すら聞こえなかった
寒くて、知らない人が僕にあたって体がいたい、指先の感覚がなくて、いつも隣にいたママがいなくて寂しくて泣いた
ないても、ないても母さんは見つからなかった
警察の人と一緒に待って数時間
母さんはこの遊園地内にはもう、いない。
そう告げられた
自分でも薄々わかってるのでは無いのかと問いただしたい
僕は捨てられたのかと
もし、母さんがそーだよと言ったら僕は立ち直れない
何もかもを犠牲にして探してきた
大好きなお母さんを
僕なんか、いらない存在だったのかなって
そんな現実を突きつけられそうで僕は母さんを探すことだけに専念する
母さんがいなくなって僕の世界は白と黒の世界になった
全ての思い出が白紙になってしまったかのように
まるで、時が止まったかのように
もう、他のもの入らない
ただ欲しいのは母さんだけ
母さんのためなら僕は罰だってうけるよ
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中島侑李(プロフ) - 完結おめでとうございます!この作品大好きで毎日の楽しみでした!もしよかったらなのですがJUMPのメンバーそれぞれが父親になって子育てをする作品を書いて頂きたいです! (2020年3月25日 0時) (レス) id: 1f8c90ab72 (このIDを非表示/違反報告)
くるすけ - 続きをみたいです!待ってます! (2020年2月15日 18時) (レス) id: 022b55326f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪だるま | 作成日時:2020年2月6日 23時