学年一位は私のもの！ ページ39
そして、運命の時が来た。学年末パーティーの翌朝になると大広間の前に学年末テストの成績が張り出されていた。
その前でざわめく大衆をダフネとセオドールと共に掻き分けて、一学年の順位表を見上げる。
「すっ、ごいわ！！ 流石、私のAね！」
ダフネが抱き着いてくる。Aは目を擦って、頬を引っ張った。
「わ、私………本当に、一位だわ……」
「こうなるのは当然よ、だって長く努力を積み重ねてたあなた以外に一位に相応しい人はいないわ！」
まだ信じられない気持ちで眺めていると、名前を呼ばれた。
「ハーマイオニー！ おはよう！」
振り返ればハーマイオニーがハリーとロンと共に悔しそうな顔で近付いてくる。
「嫌味なくらい清々しいわね。やんなっちゃう！」
Aとハーマイオニーの学年の頭脳の組み合わせに人混みが嘘のように道が作られる。
「悔しいわ！ あと少しだったのに……私も呪文学でフリットウィック先生を踊らせばよかったのかしら！」
その言葉にロンが気まずげに目を逸らしたダフネに笑う。フリットウィックを強制的に踊らせたのはこっちである。
「あら私のは踊らせたんじゃなくて踊りたくなったのよ」
「もう！」
ハーマイオニーとAはほんの八点差である。二人は呪文学、魔法薬学、変身術と共に驚異の満点越えであるが、フリットウィックとスネイプによる加点が二点ほど高かった。
二人で不敵な笑みを浮かべて、笑い合う。
「来年こそは、私が……ぜっ、たいに！ 勝つわ！」
「あら来年も一位は譲るつもりは無いわよ」
Aとハーマイオニーは互いの健闘を称えて拳を合わせた。ハリーとロンはその二人を化け物を見る目を向けた。
そしてA以外のスリザリン寮生だと、セオドールがハーマイオニーの十点差で学年三位に名を連ね、ダフネはギリギリ十位という好成績を収めた。フリットウィック先生に一生ついていくわ！ と泣いて喜んでいた。
いつも中の下だったパンジーはなんとか中の上に食い込み、仲良しのミリセントは変身術が想像以上に壊滅的だったものの、闇の魔術に対する防衛術で張ったヤマが大当たりしどうにか落第を免れていた様子だ。
ザビニがオール平均点、ドラコは九位とトップテンに名を残したがグレンジャーに負けたと青ざめていたが、彼が頑張って教えた甲斐もありクラッブとゴイルは周囲の期待を裏切って試験を合格することが出来、来年も一緒に二年生になれるらしい。良かった良かった。
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つき(プロフ) - くらげさん» 楽しんでもらえてとっても嬉しいです！！優勝杯のシーン、共感して貰えて何よりです……スリザリン強火オタクの叫びを受け止めてくれてありがとうございます！！ 性格がキツめな夢主ちゃんのことを好きだとは……感謝です！ ドラコとの絡み、私も楽しみです〜 (10月15日 13時) (
レス) id: cbccae9c94 (このIDを非表示/違反報告)
つき(プロフ) - くらげさん» コメントありがとうございますっ！書籍化希望だなんて嬉しいです〜これからも楽しんで読んでもられるように頑張って続き書いて行きますね〜！ (10月15日 13時) (レス) id: cbccae9c94 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ - 真剣に書籍化希望です笑 素敵な作品をありがとうございます。これから続き、読みに行って参ります！ (10月15日 5時) (レス) id: 354ea7a522 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ - 随所笑えるシーンがあって、とても楽しかったです。優勝杯のシーン、かわいそうだな…と思っていたので納得です！主人公ちゃんがとても好きで、ドラコとの絡みがますます楽しみです。 (10月15日 5時) (レス) id: 354ea7a522 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つき | 作成日時：2023年8月24日 11時
