36話 ページ37
Aside
その日の夜、私とエマとレイでソンジュの元へ訪れた
そして私達はソンジュにこの世界、ソンジュ達についていくつか質問させてもらうことにした
エマ「ありがとう...それとごめんなさい疑って...助けてもらったのに」
ソンジュ「気にするな、お前達の警戒は正しい...俺たちみたいなのはごく少数だからな」
レイ「じゃああんた達はどうして...」
ソンジュ「宗教上の理由さ」
『...とりあえず、本題に入ってもいい?』
ソンジュ「ああ」
『人間になにがあったの?.....世界は今どうなっているの?』
ソンジュ「何も」
エマ「?」
ソンジュ「何も起きていない」
エマ「?どういうこと」
『...私たちの農園にあった新しい本は2015年のもの、30年の間には何も起こっていないということね』
ソンジュ「起こるも何も世界はずっと昔からこのままだ」
『え』
レイ「ひょっとして.....地球じゃないのか?ここは地球じゃない...別の惑星で...だからこんな無茶苦茶な生態系が_____」
ソンジュ「いや」
レイ「なら暦か?暦が嘘か!?」
ソンジュ「いや...」
エマ「じゃあ...どういu『もしかして...』
レイ「A姉?」
『ひとつの仮説としてだけどひょっとして...地球が何らかが原因で2つになったんじゃないかしら?...よく考えたら人間と鬼がひとつの世界にいたら片方は絶対に絶滅してるわ』
ソンジュ「ああ、その考えはいい線までいっているな」
レイ「!...じゃあ」
ソンジュ「一つ昔話をしよう」
ソンジュが言うにはかつて世界は今より広く人間と鬼が同じ空間にいた時代、食う鬼と食われる人間がいて人間と鬼同士による終わらないころし合い、果てのない恐怖によりお互いに嫌気がさした頃
人間側が一つの提案を持ち出した.....お互いの世界を棲み分けようと
それが全ての始まり...それが約束
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:空白ニダ | 作成日時:2023年4月2日 22時