33話 ページ34
エマside
レイを...レイを見つけないきゃ
レイ「エマ!エマ!!」
エマ「あれ.....レイ?」
レイの安心したような表情を見て目が覚めた
エマ「良かった...!無事戻ってきた。良かった...!」
そう言ってお互いハグをする
レイ「ああ、エマも無事で良かった...!」
再会を喜んだのもつかの間、今私たちに置かれている状況を確認する
ここがどこなのかはレイも知らないみたい...私は頭巾を被った少女、レイは頭巾を被った男にそれぞれ違う場所で助けられたみたいだった
レイ「敵なのか味方なのか...」
エマ「...敵じゃないんじゃないかな」
レイ「まぁ確かに扱いは雑じゃないし...敵だと考えるには目的が見えないな」
味方.....だとしたら誰?
外にいる人間
会えた?こんなにも早く
もしかして
エマ「ねぇ、ミネルヴァさん...だったりしないかな。だってそうでしょ私達食用児を助けてくれて」
レイ「…ありうる。たとえ本人じゃなくてもその仲間の可能性も.....」
すると突然聞こえる足音
私たちの心臓が鳴る
レイ「来る...」
やってきたのは私を助けてくれた頭巾の少女
エマ「あの...」
?「よかった!目を覚ましたのね気分はどう?」
エマ「えっうん平気、ありがとう!」
顔はよく見えないが嬉しそうな表情をする少女
?「傷の血も止まって熱も下がったみたい...薬草がちゃんと効いたんだわ_____でも無茶は禁物、また倒れたら大変よ」
そういうとそっと私の手に手を置く少女...良かった。悪い人じゃないっぽい、それにこの声.....この子が助けてくれた...私を、みんなを
エマ「あの...みんなは?私と一緒にいた」
?「向こうにいるわ、ちょうど食事の支度ができたのよ...行きましょう」
私とレイ、少女とともにみんなの元へ向かう。その道中ミネルヴァさんについて聞いてみたけど、彼女は知らないみたい
すると突然レイが歩みを止める
レイ「ありがとう助けてくれて.....ところで、ひとつ聞きたいことがあるんだ。なぜ俺たちを助けた」
レイ?
レイ「なぁ、なぜ鬼が人間を助けたんだ?」
背後からレイを助けたであろう男が現れた...ぐったり倒れたA姉を抱えて
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:空白ニダ | 作成日時:2023年4月2日 22時