＊ ページ38
甲板に足をついてジャックはAに
縄を投げた。
ジ｢コンパスはやれない。となりゃこれしか方法は
ないだろ？｣
『でも...』
飛んできた縄を掴むA。
ジ｢言っとくが借りを返すだけだからな｣
何の事だかわからず首を傾げるA。
ジ｢面倒な奴を俺の代わりに黙らせてくれた借りだ。
...いいから早く乗れ｣
面倒な奴...きっと昼間のジャックを探していた
男の事だろう。
ジャックはその男に追われていて、逃げている
所だったらしい。
戸惑うAにジャックは急かすように言った。
ジ｢あ〜いいからとっとと乗れ！｣
ジャックに急かされてAは縄を掴んで
船へ乗り込んだ。
これが、Aとジャックの冒険の始まりだった。
ジ｢でこれが俺の一番の相棒のギブス君｣
ギ｢ジョシャミー・ギブスだ。よろしく｣
『こ、こちらこそ...』
ギブスと握手を交わすA。
ジ｢でお前は？｣
『...私は、A・ローズ。ゴールドマリー号に
乗ってた』
そう言ってAは名乗った。
｢おいジャック。女を誉れあるパール号に
乗せていいのかよ。足でまといになるんじゃ
ねーのか？｣
と言われ、腹が立ったAはその男を睨んだ。
睨み合う両者に慌てて仲裁に入るジャック。
ジ｢まぁまぁ落ち着けって。確かに女だが腕もいい。
それにこの俺の命を救ってくれたんだ。
借りは返すのが義理ってもんだろ？｣
命を救った覚えはないけど...と心の中で思う。
｢海賊に義理なんてねーだろ｣
そう吐き捨ててその男はその場から去っていった。
ジ｢...まぁいい。出航するぞ！準備しろ！
行き先は...えーと...｣
『...ゴールドマリー号』
呆れたように言うA。
ジ｢だそうだ！針路は...｣
そう言ってジャックは例のコンパスを開いて
言った。
ジ｢東！さっさと行くぞ！｣
いかりを上げて帆を張り操舵輪を握るジャックに
よってブラックパール号は東に向って進んだ。
『...どうして私をパール号に乗せてくれたの？』
Aはジャックの元に行き問いた。
他の乗組員は酒でのびてるか寝てるかで
辺りは静かだ。
かくゆうジャックもラム酒片手に少し酔っている
らしい。
ジ｢言っただろ。借りは返すって｣
『...本当にそれだけなの？』
ジャックは少し間をおいて言った。
ジ｢...マリー号のキャプテンコーリーには、
ちょっとした恩があるんだ｣
『船長の事を知ってるの？』
Aは驚いてしゃがんでジャックと視線を合わせて聞いた。
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ポチ - 初めまして。リクエスト今大丈夫でしょうか？ (2018年9月6日 10時) (
レス) id: b9ee30de80 (このIDを非表示/違反報告)
レモーン - あやさん» パイレーツの曲は頭に残ってとてもいい曲ですよね！ありがとうございます！ (2017年8月30日 22時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
あや - めっちゃ面白いです戦うとき自然と曲が流れます (2017年8月26日 5時) (レス) id: 8de3a34ee9 (このIDを非表示/違反報告)
レモーン - あゆさん» いいですね！ドキドキしちゃいますね！リクありがとうございます！ (2017年8月7日 23時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - リクエスト失礼します！夢主が１日ジャックのメイドになるって言うのはどうでしょうか？ (2017年8月7日 20時) (レス) id: d87457d5ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レモーン | 作成日時：2017年7月16日 2時
