銀魂【原作沿い】万事屋日和３

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すると近藤さんが

近｢あ、そういえば｣

と何やらコタツの中でゴソゴソしだした。

近｢あのコレお土産にハーゲンダッツ
買ってきたんでみんなで食べてください｣

いやそんなドロドロのハーゲンダッツ
嬉しくねーわ！

しかし銀時は...

銀｢身体が勝手にひきよせられる｣

こ、これは！

新｢あっ!!甘い物｣

『もしかしたらこれで記憶が...！』

神楽ちゃんは早速銀時の口にハーゲンダッツを
むりやり押し込んだ。

妙ちゃんは他の甘い物を探しに駆けていった。

銀｢ぼ..僕は...｣

『銀時！』

銀｢...俺は｣

もしかして...元に戻った?! と思った瞬間。

妙ちゃんが銀時の口に何かつっこんだ。
倒れる銀時。

新｢なんですか？それ｣

妙｢卵焼きよ｣

まさかのダーク...いや卵焼き。

しかも近藤さんまで食って倒れたし。

銀時を覗き込むと...

銀｢君達は...誰だ？｣

『...』

振り出しに戻った...。

夕焼けの帰り道。トボトボと歩く私達。

新｢今日は家に帰ってゆっくり休みましょ｣

しかし万事屋の光景に私は目を疑った。

『な、なんで?!』

万事屋にはなぜか宇宙船がぶっこんでいた。

しかも何やら聞きなれた笑い声が...。

坂｢アッハッハッハッハッすみまっせ〜ん｣

あの野郎...笑い事じゃすまないんだけど...！

警察に連れていかれたもじゃもじゃ。

新｢...どうしましょ 家までなくなっちゃった｣

...ほんとにどうしよう...と悩んでいたら
銀時が口を開いた。

銀｢...もういいですよ 僕のことはほっておいて｣

銀時...何言って...

銀｢給料もロクにもらわずに働かされていたん
でしょう｣

銀時は淡々と言った。

銀｢万事屋はここで解散しましょう｣

『っ?!』

新｢ウソでしょ銀さん｣

神｢やーヨ！｣

『そうだよ銀時！なんで！』

銀｢すまない君達の知っている銀さんは
もう僕の中にはいないよ｣

そう言い残して歩いて行ってしまう銀時の腕を
パシッと掴む。

『銀時！行かないでよ！』

銀時は私の手を取って優しく言った。

銀｢あなたのような素敵な女性に僕は
もったいないですよ。きっともっといい人が
います。さようなら...Aさん｣

遠ざかっていく銀時に私はただ呆然と
立ち尽くしていた。

頬にはしょっぱい水が何度も流れた。

...銀時っ...

第五十一訓−1→←−2

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