銀魂【原作沿い】万事屋日和３

第七十六訓 −1 ページ48

『焼肉 焼肉〜♪』

なななんと、お登勢さんが焼肉を奢ってくれる
らしくウッキウッキの私。

焼肉なんて何ヶ月ぶりだろう...あ、やべヨダレが。

新｢アレ神楽ちゃんじゃないスか？｣

銀｢いたいた おーい｣

『か〜ぐらちゃ〜ん』


【何であれやるからには負けちゃダメ】


神｢あのジジイがみんなでやろうって！やろうヨ｣

神楽ちゃんの指差す先には杖をついたおじいさんが｡

｢おーい俺が鬼やってやるからやろーぜ｣

と尚も誘ってくるおじいさんにキレたキャサリンは
缶めがけてダッシュすると

パカン と空の彼方へおもっきし缶を蹴り飛ばした。

『容赦なさすぎ...』

あれじゃさすがに取りいけないでしょ...と
皆でゾロゾロ空き地を出ていったら...

｢よーし缶拾ってきたぜー!! 缶蹴り開始ィィ!!｣

.......まじ？



銀｢...ったく なんであんな見ず知らずの
ジジイに付き合わなきゃならねーんだ｣

『まぁ...ちょっとくらい付き合ってあげようよ』

と土管の後ろに隠れる私達。

銀｢要は見つからずにあの缶を倒す方法を
見つければいい そーいうことで 発射用意｣

新｢それは缶蹴りというんですか軍曹ォォ!!｣

石を手に持ち構える銀時と神楽ちゃんに
ツッこむ新八君。

それでも容赦なくぶん投げた石はなんと
おじいさんの側頭部にもろ当たった。

『...え、ちょ...銀時？神楽ちゃん？』

銀｢誰がジジイに当てろと言ったァァ!!｣

神｢アレは軍曹の投げた弾であります！｣

これはやばいって...とおじいさんの方を見ると

...あれ。何事もなかったかのように起きた...

それを見た神楽ちゃんは舌打ちをして傘を構え
弾を乱射した。

新｢だからそれ缶蹴りじゃねーって!!｣

今度こそまじで死んじゃ...

ガガガガガ

『わない...』

おじいさんは杖で弾を弾いて缶を守った。
...あのおじいさんって一体...

｢みーつけた!! そこじゃァァァ!!｣

と同時に飛んでくるクナイに慌てて土管を背に
クナイから身を守る。

銀｢なっ...何者だあのジジイ?!｣

新｢こ、ここは作戦を立てるしかなさそう
ですね...｣

『そうだね...』

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