銀魂【原作沿い】万事屋日和３

第六十六訓 −1 ページ29

【さくらんぼってアレ桜の木になるの？】


銀｢ぶェくしょん！｣

新｢はくしょん！｣

神｢まいけるじゃくそん!!｣

『じぇねれーしょん!!』

あ〜くしゃみとまんない...

今かぶき町では花粉が大流行でくしゃみの
大合唱が起こっている。

銀｢おいAティッシュは？｣

『タンスにない？』

銀時がタンスを開くとトイレットペーパーしか
なかった。

仕方ない...

『ズーッ...はぁ、それにしてもこの花粉
どこからきてんの？』

銀｢意外と近場で花粉まき散らされてんのかもな
いやでもこのかぶき町に花粉なんて...｣

そう言ってふと窓を見る銀時。

...あれ？今まであんな家あったっけ？

不思議に思っているとインターホンが鳴った。

はーい と新八君が扉を開けると...

屁｢どうも初めまして となりに越してきました
屁怒絽です｣

『.....』

び、びびった...顔 怖...

屁怒絽さんは お近づきの印に と新八君に花を
渡して

屁｢なにとぞよろしくお願いします｣

といって出ていった。

瞬間 万事屋に響き渡った 恐ェェェェェェェ!! と
いう悲鳴。

新｢江戸の花粉症騒ぎはアレが源だったのか...｣

アレはクレームつけられないよ...

銀｢昼間は花屋で夜は本業の地球征服してんだよ｣

神｢マジでか！｣

何言ってんの。神楽ちゃんも信じなくていいから！

『花 きれ〜』

どこに飾ろうかと眺めていると急に3人がリビング
から走り出した。

神｢爆発するヨ!!｣

しないヨ。

銀｢A！早くしねーと毒ガスが！｣

でねーヨ。

半目で呆れてると、どうやらキャサリンが回覧板を
持ってきてくれたみたい。

すると新八君が 大変だ!! と叫び玄関に
向かうと。

新｢回覧板次...ヘドロさんちだ!!｣

...それはちょっと怖いかも...。


回覧板を持って外に出ると屁怒絽さんは
植物に水をやっていた。

神｢スゴく楽しそうにしてるアル とても地球を
征服しにきたようには見えないヨ｣

うん。多分いい人なんだろうけど...見た目がね...

誰が回覧板を渡すかジャンケンをして新八君に
なった。

怖がる新八君に通行人Ａのふりしていけ と
アドバイスする銀時。

てかそもそも通行人がいないんだけど...

銀｢心配するな 通行人ならいる｣

そう言った銀時がとった作戦は...

神｢ちゃーん｣

神楽ちゃんは木の乳母車に乗せ、押して歩く銀時。

そして私は銀時の隣を歩いている。

いや不自然すぎ！めっちゃ屁怒絽さんの
視線感じるんですけれども！

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