銀魂【原作沿い】万事屋日和３

第六十四訓 −1 ページ27

お｢あのチャイナ娘 ホントに星に帰っちまったのか｣

『...はい』

スナックお登勢のカウンターで力なく笑って
返事をする。

...寂しい...今はそれしか思い浮かばない。

ちょびっと酒を飲むと厠に行ってた銀時が
戻ってきた。

銀｢やっぱあきらかに腫れてるみたいなんだけど
大事なとこが｣

とアソコを抑えて言う銀時に思わず飲みかけた
酒をぶっと拭いてしまった。

何の話をしてんだお前は！

ため息をつきながら新八君と私の間に座る銀時。
ちなみに長谷川もいる。

銀｢あれだな。最近ご奉仕してもらってねェから
かなやっぱり｣

『...』

冷めた目で銀時を見やった後、改めて酒を飲んだ。

アソコ事情の話をしてる時、ガラガラッと扉が
開き入ってきたのは妙ちゃんだった。

どうやら仕事の帰りのようでチャイナ服を
着ている。

銀｢チャイナドレスでご奉仕もいいかもな｣

バカは無視。すると妙ちゃんが何やらガサガサと
包みを開けてテーブルに置いたのは

妙｢こーゆう時はコレ 飲んで忘れましょ｣

鬼嫁 という酒だった。忘れるんかい！

妙｢私はやっぱりさみしい｣

そう言った妙ちゃんにだよね！という共感の
眼差しを向ける。

妙｢ねっ？新ちゃん｣

と新八君に話を振るも肝心の新ちゃんは熱唱中。

聞いてないんかい！

妙｢...なのにどうして先に逝ってしまったの
父上様ァァ!!｣

そっち？

銀時と長谷川さんは泌尿器科の美人女医だか
なんだかで盛り上がってるし。

銀｢腫れが悪化するぞオイ。...まぁ俺のあそこを
最大限にできんのはAだけだけどな｣

無視！皆 お酒が入ってなんだかだんだん
ズレてきてるし。

お｢実はさァ前に万事屋に入りたいって奴が
ウチに来て｣

そう言って銀時に履歴書を渡すお登勢さん。

へぇ誰だろう？と覗き込むと他の皆も覗き込んで
きた。

長｢...履歴書っていうかお見合い写真じゃねーの
コレ？｣

確かに...てかこの女の人どこかで...

んー？と思い出してると、上からバサーと
髪の毛が。

タンっと照明から下りたその人は...

猿｢こんばんは 万事屋さっちゃんです｣

『あ！』

そうだあの人だ！と思い出せた。

猿｢ヒロインという存在は必要不可欠なのよ｣

...ヒロイン？

さっちゃんが銀時に万事屋に入れてほしいと
お願いしようとした時

銀｢眼鏡は新八とかぶるからダメだ｣

いつの間にか酔っ払った銀時がピシャリと
言った。

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