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『...ピクリともしないよ...』

近づいて見てみても全く動かない。

新「もしかして、他の誰かが五郎さんを
殺してくれたんじゃないですか?」

『そうかも!よかったぁ!』

ホッと胸をなで下ろす。

銀「ホントか?!マジでか?! 俺ァ魔王に
ならなくて済んだって事か!」

神「キャホォウ!人類の勝ちアル!!」

と皆でわーいわーいと大喜び。

いやでもホントによかった...!

すると辺りが光だし、ゴキブリが次々と
消えていった。成仏的な感じに。


銀「あ〜とんだ災難だったな」

銀時も神楽ちゃんも私もパジャマから
着替え、ちょっと遅めの朝食。

『でも誰が五郎さん殺ってくれたんだろうね?』

銀「そのうち新聞とかに載るだろ」

新「それもそうですね」

しばらくして私は『あっ』とある物を
思い出し、冷蔵庫へ向かった。

カチャカチャとそれをお皿にうつして

『はい銀時』

コトと銀時の前に置いた。

銀「っ!おいお前コレ...!」

それはある有名なケーキ屋さんの
期間限定のショートケーキ。

『ほら、その...ゴキブリからさ、
私や神楽ちゃんを守ってくれようとしたから
その、ありがとう...みたいな?」

私ははにかむようにそっと言った。

神「いーな!私も欲しいアル!」

『ごめんね...これ数量少なくて1人1個
まででさ...』

新「じゃあAさんそれ自分用に買ったんですか?」

『うん、こっそり食べようと思って...へへ』

なんて会話をしてると銀時に呼ばれた。

銀「おいA...」

『ん?あ、ごめんごめん。フォークね』

フォークを取りに行こうと立ち上がろうと
するとグイッと手首を掴まれて...


ちゅ とキスをされた...。


『な、ちょ...バカじゃないの?!ひ、人前で...』

慌てて2人を見ると

新八君は真っ赤になって下を向いてるし
神楽ちゃんはニヤニヤしてるし...。

銀「悪ぃな。ついたまらなくなって。
なんならもう一回...ぶっ!」

『調子にのるな!バカ!』

調子に乗り始めた銀時の頭をゲンコツして
食器を持ってキッチンへ向かった。

テーブルの方からは何度も

銀「うめェ...」

って声が聞こえてきて私の頬も何度も緩んだ。

ありがとう、銀時。

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レモーン(プロフ) - アンズさん» ありがとうございます!とても嬉しいです! (2017年11月30日 19時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
アンズ - なんだこれ!めっちゃくちゃ面白いです!!続き楽しみに待ってます!頑張ってください!! (2017年7月21日 21時) (レス) id: e6f444c96b (このIDを非表示/違反報告)
レモーン - ねねさん» ありがとうございます!嬉しい限りです! (2017年6月11日 1時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 更新楽しみに待ってます。 (2016年11月17日 1時) (レス) id: 6d758f6f41 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レモーン | 作成日時:2016年9月4日 2時

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