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「ジジィは俺がひきずってくるから!
てめーは“め組”に連絡つけろ!」

しかし構わず走り続ける辰巳。

じーさんの部屋のドアまで行くとじーさんは
ドアをタンスやら机やらで埋めてた。

「老人ホームなんかわしゃ行かんぞ‼」

老人ホームのお誘いじゃないから!

辰巳はドアに体当たりした。

しかしその衝撃でタンスやら何やら崩れ...

『辰…あ‼』

ぎりぎりで頭が辰巳を押して助けた。

…が代わりに頭が下敷きになってしまった。

『んんん!』

辰「クソビクともしねェ」

タンス一個とかだったら余裕なのに重いものが
のしかかりすぎてて夜兎の力でも上がらない。

「もういいジジーつれて逃げろ辰巳…ネェちゃん」

辰巳がふざけんじゃねーよ!と叫ぶと頭は冷静に
静かに話し出した。

それを聴いた辰巳は…頭の元を離れじーさんを
担ぎ…

辰「スグ戻る!親父」

そう言って消えた。

「おい、ネェちゃんお前ェもとっとと行け
なんでここに残ってやがる」

『…しゃぼん玉、吹いてみたくなっちゃった』

そう言いながらやっとの思いで机を一つどかす。

「人生なんざしゃぼん玉と同じよ」

そう言ってしゃぼん玉を吹く頭。

「すまねェ辰巳…」

「ちょっ…誰だよお前‼何やってんの‼危ない!
危ない!」

扉を破ってドシャァァと転がり入ってきたのは

『銀時!』

銀「よかったまだ割れてねーじゃねーか
しゃぼん玉」

逆さまになりながら言う銀時。

銀時の破った扉から多くのめ組が入ってきて
頭は無事救出された。

外へ出ると辰巳が一生懸命にホースで火を
消していた。


銀「えらい目にあったなァオイ」

『あ〜つかった…!』

銀「お前のは自業自得だろーが。これにこりたら
もうバカなマネはすんじゃねーぞ」

『銀時だって火の海に飛ぶ込むなんて
バカな事したじゃん』

ジーと2人睨み合って、クスッと笑った。


数日後。

新「銀さァァん‼」

机の周りを散らかす銀時に新八君が片付けろと言った。

『もォなんでこんな散らかって…!
あ、新八君その束貸して、私片づけとくよ』

新八君から雑誌の束を受け取る。

『あ…‼』

そこには辰巳が新聞にでかでかと載っていた。

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レモーン(プロフ) - アンズさん» ありがとうございます!とても嬉しいです! (2017年11月30日 19時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
アンズ - なんだこれ!めっちゃくちゃ面白いです!!続き楽しみに待ってます!頑張ってください!! (2017年7月21日 21時) (レス) id: e6f444c96b (このIDを非表示/違反報告)
レモーン - ねねさん» ありがとうございます!嬉しい限りです! (2017年6月11日 1時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
ねね - 更新楽しみに待ってます。 (2016年11月17日 1時) (レス) id: 6d758f6f41 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レモーン | 作成日時:2016年9月4日 2時

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