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第九訓 −1 ページ25

【喧嘩はグーでやるべし】


カンカンッと釘を打つ音が響く。

「Aちゃんちょっと力み過ぎかなァ
逆に壊れちゃうから」

屋根の修理の依頼。

なかなか力の加減が分からずとにかく
力を込めて打ったけど屋根がミシミシ鳴る。

銀「お前なァ、そんなに強くやったら壊れて
また修理しねーといけなくなるだろーが」

『具合が分かんないの』

銀「たくよ、貸せ」

そう言って私の後ろに来る銀時。

そのまま抱きしめるように金槌を持ってる私の手を
握って説明を始めた。

銀「こーやって握んだよ そんで…」

心臓がドキドキと波打ってる...

銀「おい聞いてんのかA...あ。もしかして
照れてる?照れちゃってるんですかコノヤロー」

『照れてませんけど!暑いから離れてほしいだけ
ですけど!』

銀「暑いの?冬なのに暑いのAちゃん?」

『…』

おい冬!いや冬に罪はないけど!!

『と、とにかく離れてくれませんか!』

銀「おうおう照れるな照れるな」

そういいながら耳に唇を当てた銀時に思わず
ビクっと反応する

銀「真っ赤だぞ、暑いの?暑いからなのか?
冬なのに」

嫌味たっぷりに言ってまた耳にキスをする。

とそこに。

「こらイチャイチャしてねーで
とっとと済ませてくれよ!」

銀「うるせーなハゲ 空気読め」

『…』

ハゲに見られたじゃん!ハゲ?ついハゲって
言っちゃったじゃん!全部銀時のせいだ!

「そっち頼んだぞ」

そうだ修理しないと…金槌を手にとって刺し途中の
釘に打つ。

『…っ』

さっきの事思い出してまたドキドキしてきた…
そこせいで肩に力が入って…

銀「…あの、Aちゃん?ちょっと強すぎない?
壊れそうなんだけど…」

家が揺れる。やば...そう思った時には遅かった。

『落ちそう落ちそう…!』

屋根の上に積んであった木材の束が今にも
落ちそう。

銀「おいおい何してんだオメー
下に人いたらあぶねーぞ、報酬どころじゃねーよ」

銀時は下にいる黒い服の2人に「危ないよ」と
呼びかけた。そんなマイルドに…

ついにドザザザザと木材が落ちてしまい、
ハシゴで下に下りる銀時。

…屋根から見下ろすと被害はないみたい。

せっせと続きをする。

カァンカァンといい感じになってきた頃

銀「お、慣れてきたじゃねーの?」

銀時が戻ってきた。

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レモーン(プロフ) - レイン・スカーレットさん» 駄作者なんて!!!そんな事ないですよ!!!頑張りましょうね! (2017年12月13日 19時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
レイン・スカーレット(プロフ) - レモーンさん» わざわざこんな駄作者の作品を読んでくださったんですか!?しかも面白いだなんて( ;∀;)(感激)ありがとうございます!お互い頑張りましょう(=´∀`)人(´∀`=) (2017年12月11日 17時) (レス) id: 3114554f3b (このIDを非表示/違反報告)
レモーン(プロフ) - レイン・スカーレットさん» ありがとうございます!作品読みました!とても面白かったです! (2017年12月11日 14時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
レイン・スカーレット(プロフ) - こういうの、脳内で考えたりしても書くのが大変で断念してたので嬉しかったです!これからも頑張ってください!ヽ(´▽`)/ (2017年12月10日 21時) (レス) id: 3114554f3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レモーン | 作成日時:2016年8月23日 23時

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