7話 残酷な夢と絶望的な現実 ページ8
〜千秋side〜
千春「千秋っ！見てみろよ！じゃーん！正義の味方！守沢ピンク！」
千秋「俺もやるっ！正義の味方、守沢レッド！」
千秋母「2人共〜、程々にしなさいよ〜？」
千春・千秋「は〜い！」
いつだって夢は残酷だ。
俺の見たいものだけを見せる。
そして、現実に戻ると絶望してしまうのだ。
千春のいない未来に――――
千秋「ん…………。」
目が覚めると、いつも通り、自分の部屋の天井が見えた。
千秋「またあの夢か…………。この時期はいつもそうだ…………。」
階下へと下りると、珍しく父さんも母さんも揃っていた。
千秋「おはよう！父さん、母さん！」
千秋父「千秋か、おはよう。」
千秋母「朝ごはんならそこにあるから、じゃあ行ってきます。」
千秋「………あぁ！行ってらっしゃい！」
父さんと母さんの目に俺は写ってなんかいない。
写っているのは―――――
こんなバカな俺じゃなくて、頭のいいアイツ。
そして、アイツはもう居ない。
俺が殺したんだ。
アイツを―――――
俺はヒーローなんかじゃない、ただの人殺しだ。
千春『千秋！』
……………また幻聴がしてきた。
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Fine(プロフ) - 素晴らしい作品をありがとうございました……凄く感情移入しちゃって途中からずっと泣きながら読んでいました。頑張って乗り越えた千秋達にはもうずっと幸せに暮らしていってほしいです。本当にありがとうございました。 (2021年6月29日 23時) (
レス) id: f4f4fca585 (このIDを非表示/違反報告)
weasel(プロフ) - 最後の方とても感動して涙出てきました！ (2018年1月28日 0時) (レス) id: f640e5d017 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まこと | 作成日時：2017年10月12日 16時
