狭い世界の外【進撃の巨人】 (ページ28)

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守るページ28

ミカサの方に岩が跳んできた

ミカサは微動だにしない

私はたまらず飛び出しミカサを抱き上げ、ガスをふかし屋根に向かった

ﾌﾟｼｯ！！

嫌な音がした

「ウソ！？ぐっ！！！」ﾄﾞｶﾞｯ

ガスが尽き重力に逆らえない私は壁に強か叩きつけられ、宙吊りになった

「いっ……たぁ」

なんとかミカサは守れたようだ。

目がかすむ

「おい！！」

「大丈夫か！？」

色々声が聞こえる

修復を初めないよう力をおさえる。

コニーにミカサをあずけ、自分も引き上げてもらった

クリスタが駆け寄ってきてしきりに
心配する。

頭から出た血を手でこする

ユミル「おい。」

上を見る。
ユミルが見下ろしていた

ユミル「私は言ったよな？」

「止めればよかったじゃん」

ユミル「止めても無駄だろうと思ったんだよ」

「じゃあ、それでいいだろ？うるさいな。」
と、そっぽを向くと胸ぐらを掴まれた

ユミル「お前なぁ！ミカサだけ守れりゃいいんじゃねぇぞ？二人共生きてたのは偶然なんだよ！あの距離からなら八割死んでてもおかしくない！自分が死んだらもとも子もないんだ！わかるか！？」

「私だって情ぐらいわく！仲間を守りたいって思うことがそんなにおかしい！？」

突然頭がゆれる

「んぎっ！」

膝をつき頭を押さえ痛みをこらえる

ユミルがしゃがみこみ小声で

ユミル「なんでお前は変わったんだよ。」

「え？……ユ…」

私の肩に手を置くユミルの顔は悲しそうだった

クリスタ「皆混乱してるんだよ！だからお互いを責めないで！」

クリスタがそういうと、ミカサはようやく口を開いた

ミカサ「ごめんなさい。……ロキありがとう」

と、言った

「いいよ。…それより…」

私達は例の巨人に目をやった

ﾄﾞﾝｯ

頭が重くなった。

そこで私の意識は途切れた