狭い世界の外【進撃の巨人】 (ページ26)

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僕は……～～アルミンｓｉｄｅ～～ページ26

「トーマス・ワグナー……そして…エレン・イェーガー……」

思い出したくない。喉まで胃液が逆流する。

「以上五名は自分の使命を全うし、壮絶な戦死を遂げました」

沈黙が走る。

ミカサがどこかへ向かった

ロキが

「私達も早く行こう」

と、いい飛び降りた

コニーが手をかしてくれたが、素直になれず押しのけ

「大丈夫だよ。」
と言った。

ミカサのガスが尽きてしまった。

『エレンがいない』という現実を彼女はどう受け止めただろう

「ミカサ！？何してるんだ！！」

ロキが飛び出そうとしたが、ユミルが腕を掴み
ユミル「テメェこそ何してんだ！ガスが残り少ねぇってんだぞ！？お前あそこでガス尽きたらなんか出来んのか！？」
と、怒鳴る。

「じゃあ、どうするんだよ！？ミカサが食べられるの見とけって！？」

ユミル「誰もそんなこと言ってねぇだろう！バカ」

先程からユミルは気が立っている。
僕のせいだろうか。劣等生の僕が残っていることにあきれイラついているんだろうか。

そんなことを考え、顔を上げると黒髪の巨人が巨人を殴っている光景が目に入った