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マルコSide


この風はどこから来たのと
問いかけても空は何も言わない
この歌は何処へ辿り着くの
見つけたいよ自分だけの答えを
まだ知らない海の果てへと
漕ぎだそう
ただ一つの夢 決して譲れない
心に帆を上げて 願いのまま進め
いつだってあなたへ
届くように 歌うわ
大きく揺れた帆が
纏う青い風になれ

___

美しく響く歌声。
たがその声は虚しくも止まってしまった。

マルコ「…、のん、、?」

のん『…ん、?あ、マルコ!どうした?』

マルコ「…、、」

のん『…?』

もっと聞きたい。でも気まずい空気が流れそうだから言おうとしても声が出ない。

マルコ「…っあー……その、」

のん『?うん、』

マルコ「歌、」

マルコ「もっと、聞きたい、よい…」

のん『、!良いよ!歌う。俺のオススメでいい
  か?』

マルコ「…」ポカーン

良いと言われるとは思わなかった。
でも、まだ聞ける。あの歌声が。

のん『マルコ…?』

マルコ「…よい。」

のん『ふは、わかった!おすすめな!』




i wanna fly so far away
with my guitar
「一人じゃない」って人々は歌う
間違いじゃない 理想論でもない
ただ頼って生きたくはない
誰も聴いてない
気にも留めない
それでも歌い続けた
傷ついたあなたを笑わせたいから
追い風届けるよ
僕ら一心に羽ばたいて
遠い過去を背負っていたあなたを未来へ運ぶよ
ワタリドリのように今 群れをなして
大それた四重奏を
奏で終えるまで


___

のん『ふぅ…、どうだった?英語言えてた?』

マルコ「きれいな歌声だったよい。英語も言え
  てた」

のん『そっか、よかった……』


マルコ隊長ーーー!!!!

マルコ「ん…、歌、ありがとよい。また聞かせて
  くれよい」

チッ……まぁまた聞けるだけ良いか。



しばらく一番隊の奴と話して、甲板に出てみると
銃声、何かが倒れるみたいな音、聞いたことのないおそらく男の笑い声。それも複数。
血の匂い。濃い。近い。
あれ、甲板にでてたのって、たし、か

マルコ「っ……!!!のん!!!!」

のんが血を流しながら銃を持ってる男と戦ってる。
甲板にある血は多い。

のん『っ、がふ、』

吐血、とけつ、?
頭が回らない。ただのんが危ないのはわかってる。そうだ、助けないと。



マルコ「のん!!大丈夫かよい!」

能力で治療はしたはず。でも目は瞑ったままだ。

サッチ「マルコ、さっきからどうし___
  は、?」

サッチ「な、え…?」

イゾウ「のん、?」

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作成日時:2022年9月15日 21時

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