狼少女・心を開かない〜吉田松陽〜

第21話 ページ22

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次の日の稽古もあいつは来た。


銀時と何度も何度も勝負をした。



負けても負けてもくじけず勝負を挑んだ。


そしてその結果


「一本！！」


あいつは銀時に勝った。



その場が一気に騒ぎ始めた。

高杉「なっなれなれしくすんじゃねェ!!


俺とお前らは同門か!?」


松陽「アラそうだったんですか」

と、松陽が入ってきた。


松陽「てっきりもうウチに入ったと思っていました、

だって誰より熱心に稽古に…

いや道場破りにきてたから」


と言うと、皆が笑いだし、高杉は顔を赤らめて顔をそらした。


すると、銀時がツッコミだす。


銀時「オイィィィィィ！何アットホームな雰囲気に包まれてんだ！」

そう言うと指さして


銀時「誰を応援してんだ！そいつ道場破り！

道場破られてんの!!

俺の諸除幕ぶち破られてんの!!


笑ってる場合かァァ!!」

と、叫ぶ。


銀時「少しは負けた味方をいたわる気持ちはねっ…」



途中で言葉を止めて、肩に置かれた手の主を見る。

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