狼少女・心を開かない〜吉田松陽〜

第15話 ページ16

銀時side


高杉とかいう奴と松陽の話を聞いていた。



松陽が俺のことを言う時に高杉が

「あの女もそうなのか」と聞いた。


そしたら松陽は


松陽「あの子は銀時と少し違うと思います…

私もよくわからないんですよ」

と言った。


確かにあいつはよく分からない


表情から生きてるのかどうかもわからない奴だから全く読めないというか。


だから少し知りたいと思った。


そんな時にAが来た。


貴方「傷は」


無愛想にたった三文字の言葉。


銀時「ねぇよ」

と、軽く言うとすぐ帰ってしまう。


銀時「待てよ」


これで待ってくれるかどうかわからないが言ってみる。


すると、止まって振り向いてくれたが、
返事はしない、ましてや表情一つ崩さない。



だからこいつを知る方法は、


銀時「A…１回勝負してくんねぇか」


そう言うとAはジッと俺を見つめる。


駄目か、と思ったその時



貴方「10分後、稽古場に」

それだけ言って去った。



俺は少し嬉しかったりした。

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