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第55話 ページ7

私が審神者になり、もうすぐ1年を経とうとしていた

1年ってあっという間だな

たくさんの刀剣男士と出会えた

加州の会いたがっていた大和守安定
今剣の会いたがっていた岩融

少しずつ、この本丸に新しい仲間が増えていく

そろそろ食器も追加しなくちゃいけない
生活用品も必要になるし町に出掛けようかな?

でも、許可なしには行けないしお伴が必要になる

どうしようかな...


「A、これから万屋に行くんだけど何か必要なものある?」

『あっ!私も行ってもいいかな?』

「別に良いけどどうして?」

『この本丸に新たな刀剣男士が増えてきたし食器とか買いたいなって』

「2人で万屋に行くの?」

『他にも呼ぼうか?』

「いや、2人が良い。たまには独り占めさせてよ」

加州、甘えたい年頃なのかな?

「じゃあ、行こうか。デートに」

『で、デート!?』

「ほら、みんなに見つかる前に行くよ」

『う、うん』

デートか...
デートなんて駿河さん以外としたことないな
駿河さんとは気を遣ってしまって楽しめないけど
加州となら楽しめそう



『うわぁ...いっぱいあるね』

「でしょ」
 
審神者の仕事で、なかなか外に出られないから新鮮だな...

『食器とか生活用品を買いにきただけなのに、他の物にも目移りしちゃうな』

「たまには自分の為に何か買ったらどう?」

『えー?自分に何か買うならみんなに何かしてあげたいかな』

「Aらしいね」

『そう?』

「いつも俺達のことを考えてくれてる」

『そりゃ、審神者だからね』

「そうね」


加州と話ながら必要な物を買っていく
買い物なんて久々だし楽しいな


『そうだ!前に言ってたマニキュア買ってあげてなかったね』

「覚えてたんだ」

『当たり前でしょ。どれが良い?』

「じゃあ、新作のコレにしようかな」

『赤?』

「今持っているのより、少し濃いめで綺麗なんだよね。」

「Aも試してみる?」

『私も?』

「たまにはオシャレしても良いんじゃない?女の子なんだし」

『じゃあ、お願いしようかな』

「じゃ、手出して」

サンプルのマニキュアを綺麗に塗っていく加州

「俺の顔見すぎ」
 
『ご、ごめん。加州、楽しそうだなって』
 
「え?」

『オシャレが好きなんだなって』

「Aと一緒だからっていうのもあるけどね」

『ふふ、そっか』

「はい、完成」

『ありがとう。今日は加州とお揃いだね』

「...毎日、お揃いでも良いけどね」

『何?』

「何でもない」

『?』

「...鈍感」

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設定タグ:刀剣乱舞 , とうらぶ , 三日月宗近   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2020年9月22日 20時

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