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「ぅっ？えっ？万次郎、なんで一緒のベッドで寝てるの？」
私が上半身を起こすと、私の首に腕を回した万次郎も私に引かれるまま少し起き上がる。
すると、ググッと眉間に皺を寄せて
「もうちょっと、寝かせて。一時間。Aも一緒にいて」
と、腕をかけている首を下に下ろそうと引っ張られる。
「いてててて！！」
私朝食の準備あるし、起きなくちゃいけないんだけど...。
隣にはムニャムニャと再び寝出す万次郎。
私は今なら抜けられるだろうと思って、万次郎の腕から頭をぬいてベッドから急いで抜け出した。
リビングに行くと、おじいちゃんが新聞を読んでいて、洗面所ではエマが顔を洗っていた。
私は適当に髪を一つにまとめて、フライパンに油をしいて火をつけた。
卵を四つ落として目玉焼きを作っていれば、エマが「A姉おはよ」と洗面所からでてきた。
「おはよう」
「マイキーは？」
「まだねてる」
ちゃっちゃと朝食を作っていると、扉がスパンと大きな音を立てて開いた。
その音に思わず飛び跳ねて、扉の方向を向くと、眉間皺々の万次郎がいた。
「A、一時間一緒に寝ろっていったじゃん」
「ごめんって、エマとおじいちゃん起きてたし、ご飯作らないとだったから」
「後で二度寝するから、Aも絶対こいよ」
「学校遅れる」
「八時に出てもいいじゃん」
モサモサの髪のまま、頬を膨らませる万次郎。
八時に学校って...
「学校に間に合わないでしょ」
「いいじゃん！俺Aと一緒に寝ないと暴れるからね！」
「受験もあるのに、授業遅れるのはダメ。他のことならなんでもやってあげるから」
「なんでも？」
あれ、もしかしてこの発言ダメだった？
万次郎はニヤァっと口角をあげた
「じゃあ毎日一緒に寝よーね♡じゃあさっさと朝ごはん食べちゃおうよ」
モサモサの髪のまま、どさっと椅子に座りいつもの朝と違ってウキウキとした表情でご飯を食べ進める。
また万次郎の私へのひっつき加減が増してしまったような気がした。
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悪者(プロフ) - 朔太郎さん» コメントありがとうございます！ジ○リ作品をそのまま入れるのはまずいと思いチイと千冬の神探しになりました！笑っていただけて嬉しいです！更新頑張りますね！ (2021年5月25日 18時) (
レス) id: 7f9fad3ad1 (このIDを非表示/違反報告)
朔太郎(プロフ) - あのっ…すみませんっ…チイと千冬の神探しにど壺にはまってしまいましたwwww←続き楽しみにしてます！ (2021年5月25日 1時) (レス) id: 9b9aee33d1 (このIDを非表示/違反報告)
悪者(プロフ) - フェルさん» フェルさん....！！！コメントありがとうございます！！フェルさんの作品読まさせてもらってます！！応援ありがとうございます！頑張ります！ (2021年5月24日 18時) (レス) id: 7f9fad3ad1 (このIDを非表示/違反報告)
フェル(プロフ) - ヤバイです、もう本当にやばいです、性癖ドンピシャすぎて飛びました、、、陰ながら応援させていただきます。無理のないよう更新頑張ってください！！ (2021年5月24日 18時) (レス) id: edf6dca0eb (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2021年5月9日 16時
