宝物 ページ9
もうあれからどれくらい経ったのだろう
わたしの初めての男友達であり...私の初恋の人...
保健室が出会いの場所か...
「変なの。笑」
窓から見る景色が彼を遠く感じさせる
出会った頃は近くに感じたのに
今じゃマネージャーと選手
近いようで遠いの
『今日からマネージャーなんだし、これ受け取ってくれる？』
マネージャーに誘ってくれたあの日
チームの全員とお揃いの御守りを
私にもくれたよね
今でも大切に持っている
いつでも右の内ポケットに入ってるんだよ？先輩...
「縫い方へただってば...笑」
縫い目の糸がほつれかけた手作りの御守り
『もう僕たち友達なんだし、これ受け取ってくれるよね？^^』
その時くれたのは
絆創膏だったよね。笑
ふざけてる！なんて。
ケラケラわらいながら、
はいって渡す先輩を忘れる事なんてないよ
だってさ、今だに
使えずにいるんだもんね
なんとなく夕日に照らし重ねてみる
無駄にキレイなんだから。
私の...宝物。
補習なんてもうそっちのけで
ただ思い出に浸っていた時間は幸せでもあり
ちょっぴり切なかった
ガラッ
聞こえてきたのは扉の音
やばい、先生だ
とっさに私は頭を両手で覆いながらしゃがみこんだ
あ〜怒られる〜泣
プリント終わらせてないって..
心の中で懺悔した
「A、何やってるの？」
ん？？
この声は
大好きな、彼の..
「テヒョン..先輩？！」
「補習..してた？笑」
真っ白のプリントをみながら
まったく〜なんて飽きれる先輩
「やってましたよ？さっきまでは..ハハハ」
立ち上がる私に「バカ〜」なんて言いながら
目の前の席にぶっきらぼうに座る彼
「んーでさ、何持ってるの？^^」
イタズラそうにニコニコ笑う彼
バレてる。笑
何かなんて知ってるんでしょう？
ばかやろう〜
「これ」
両手に広げてみせる私
「まだ持ってるなんてさすが^^」
あたりまえなんて念を押す
「部活にAがいなかったからさ、何でかなって。そしたら補習なんていうからさ〜」
又もプリントを指差して
クックックって笑うからひどいよね
ふてくされた顔で私が聞いた
「部活は？どうしたの？」って。
首に手をあてながら
目を逸らす彼は一言
「え、なんか気になったから来た」
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まかろん(プロフ) - ﾇﾅさん» 少し変わったお話ですが！リクエストのお陰でストーリーの幅がひろがりました！ (2014年6月28日 2時) (
レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - なつじんさん» ありがとうございます（＾＿＾）！グクのお話無事完結しました！ (2014年6月28日 2時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
ﾇﾅ - ｼﾞﾐﾝちゃんのﾇﾅ嬉しいーー(*^^*)更新たのしみです♪ありがとうございます！ (2014年6月27日 8時) (レス) id: 94cddae186 (このIDを非表示/違反報告)
なつじん - ぐく ( ´Д` ) 泣きすぎて呼吸が ....。続き期待してます！ (2014年6月25日 8時) (レス) id: 75868ca315 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - アミさん» グクのお話、なんか思ったより切なくなってしまいました。鼻血 (2014年6月23日 23時) (レス) id: 0522f7ff95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2014年6月11日 11時
